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モテキ [映画]

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■今年12本目。TOHOシネマズ六本木ヒルズの舞台挨拶に行ってきた。この映画館は、某嬢に誘われて行った「レミーのおいしいレストラン」以来だから4年ぶりか。「レミー」は悪い映画じゃなかったけど、夏休みで子供が多く床にポップコーンが散らばっていて、「どこがヒルズやねん」と思ったのを覚えている。

■原作は久保ミツロウの同名漫画で、TVドラマ化され今回の映画化となったようだ。ワタクシ漫画も読んでないしドラマも見ていない。なお久保ミツロウさんは女性で、今月の岡村靖幸ライブにも行ったそうだが、この映画の大根仁監督から「岡村ちゃんライブを女性が見に行くと絶対生理が始まるから、生理用品を用意して行ったほうがいい」というセクハラツイートをされたそうだ(笑)。

■今回ネタバレが若干あるかと思うけど、ご容赦いただきたい。

■主演は森山未來、女優陣が長澤まさみ、麻生久美子、仲里依紗、真木よう子。共演がリリー・フランキー。今月、長澤まさみ&リリー・フランキーの舞台「クレイジーハニー」を観て、劇中にも使われてる岡村ちゃんのライブにも行ったので、ワタクシの頭の中ではこれらの事象がつながっておりこんがらがっている。ま、この映画を見に来た最大の動機は女優陣がみんな好みということで、そのためにいい年こいてわざわざチケぴに申し込んで舞台挨拶のチケットまで取った。でもその価値はありましたね。

■ストーリーはラブコメの王道的な感じで、森山扮する主人公の藤本幸世(ニュースサイト「ナタリー」のライター。ナタリーは実在)が、長澤まさみを筆頭とする4人の美女にモテまくる話、という触れ込みなのだが実はそうではない。基本的に森山未來と長澤まさみの恋愛物語で、麻生久美子は絡んでくるものの仲里依紗はチョイ役、真木よう子に至っては主人公とのあいだに恋愛関係は発生しない。と書くと「なんだフカシかよ」と取る向きもあろうが、別にいいのである。当然集客のためということもあるだろうが、一枚目のイメージを見てもらって分かるように、なんという幸福なビジュアルだろうか。これも映画に必要な「夢」の一つだと思う。

■驚くべきはこの映画に詰め込まれた情報量の多さ。劇伴は全てJ-POPでその歌詞がストーリーにリンクするという手法が取られており、まるで劇伴のためにあて書きされた脚本という印象すら受ける。そして小道具としてのツイッターとWEB。特にツイッターは主人公と登場人物とのコミュニケーションに非常に有効に使われている。「ツイッタードラマ」というと昨年放映された「素直になれなくて」も思い出されるが、あれは導入部のウリとしてだけしか機能しておらず、話の中盤以降から完全放置状態になっていた。これは「スナナレ」の脚本担当の北川悦吏子がツイッターをほとんど理解していないのと、大根仁監督が使いこなしているということの差だろう。それ以外にもいろいろな小ネタが満載。一点だけ。エンドロールが凄い(こんなの見たことない!)。すぐ真似されるんだろうけど。

■役者陣の話に戻ると、この映画を支えているのは森山未來の驚異的な身体能力と、長澤まさみの肉体最終兵器ぶりだ。映画の前半部で舞い上がった森山未來が街中(たぶん三軒茶屋)でいきなり踊りだし、そこからPerfumeまで出てくるミュージカルシーンになだれ込む。ここは爆笑しながら森山のダンスの上手さに見入ってしまう。こんなにダンス上手いなんて知りませんでした。それ以外に各所でも、森山未來は身体を張って演技をしている。

■長澤まさみは「クレイジーハニー」でもそうだったのだが、美人の上に巨乳で美脚と非の打ち所がないビジュアル。それがまたたまらなくエロカワイイのだ。ねっとりとしたキスかつあの巨乳が揉まれるんですよ奥さん! もちろんこれは他の女優さんもそうで、どのキスもエロいし、足出したりとか胸の谷間強調したりとか。たぶん大根監督は相当スケベなんだろう。

■リリーさんも面白い。手当たり次第に女を食いまくるエロオヤジ、という設定は素でできるんじゃない? 「俺のセックスって正確だろ?」とかの台詞にも爆笑。「クレイジーハニー」のオカマの役も良かったけど、やはりこういう役の方がしっくり来るな。

■「超進化系☆恋愛エンターテイメント」とか、「恋が、攻めてきたッ!」(このコピーは実は割合オキニ)のキャッチコピーのマーケティング臭が気にならない訳ではないが、それでもやっぱりお勧めです。今年の邦画No.1かも。もう一回くらい観に行くかも知れないし、おそらくいや絶対パッケージ版は買うだろう。

■最後に舞台挨拶の感想。シアターはそんなに広くなかったし席が中央だったので(イメージ2枚めの森山未來の後ろあたりにワタクシおります)、俳優陣の顔がよく見えたし、それぞれの受け答えも面白かった。ただテレ東アナウンサーのお約束的な司会進行にちょっとがっかり。進化した映画なんだから舞台挨拶も進化して欲しいよな。
しかしナマで見る女優陣の美脚はホントに素晴らしかった(←結局ソレかよ)。


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