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僕達急行 A列車で行こう [映画]

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■今年12本目で邦画6本目。邦画を見たのはしばらくぶり。3/30の夜に109シネマズ川崎で鑑賞。

■ご存知の通り、昨年末に亡くなられた森田芳光監督の遺作になる。わたくしは森田監督の熱心なファンとはとても言えず、たぶん監督作の半分程度しか観ていない。なにせ、三池崇史監督ほどではないが多作な人で、とてもじゃないけどカバーしきれない。まあ中には「椿三十郎」のように意識的に避けた作品もあるけどね(最近は織田裕二主演の映画は「踊る大捜査線」シリーズ以外は観ないようにしている。だってつまんないんだもの)。でも好きな監督ではあるので、遺作は観とこうと思った訳です。

■主役は松山ケンイチと瑛太。ざっと言うと、この二人が鉄道オタクでそれを巡る物語。っていうと終わっちゃうけど、なかなか面白かった。わたくし「鉄」とは言えないが体内の鉄濃度は若干人より濃いかも。まあ学生時代に電車で北海道一周したこともあるし、寝台電車も結構好きだしね。ただ年とともに長距離の移動はだんだん飛行機になってるのが悲しいところではある。

■「鉄道」が舞台になっているせいか、なんか映画全体が昭和テイストなのだ。脚本(森田監督)も結構ご都合主義なところがあったりしてまたそれが昭和っぽい。まあ鉄道の窓から見る風景は、地域によってはこの数十年でそんなに変わってないところもあるし。

■そういう意味でもかなり和める映画である。旅行気分にも浸れるし、特に鉄の人にはお勧めかな。ただ人気の若手俳優二人が超オタクな会話を繰り返しているので、その辺に抵抗のある女性には向かないかも。でも、貫地谷しほりはステキだ。

■ま、佳品です。決して森田芳光の最高傑作でも何でもない。雰囲気的には「間宮兄弟」に似てるかな。でも遺作がそういう作品だというところが森田監督らしいじゃないですか。改めて合掌。

■余談。映画が終わって劇場を出る際に、集団で観に来ていた人たちの会話が耳に入った。
中年女性「今度観に来る時は、私が副音声やってあげようか?」
中年男性「そう?」
女性「だって私、映画に出てきた車両の名前、全部言えるもの」
・・・・参りました。


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