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アーティスト [映画]

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■前回のエントリから一ヶ月ほど間が空きました。ま、忙しかったわけでも書きたい話がなかったわけでもなく。なんとなく書く気がしなかっただけの話です。4/28に109シネマズ川崎で鑑賞。今年映画13本目洋画7本目。別に書くけどこの日この後ハシゴして「テルマエ・ロマエ」も観た。

■勿論知られていることだけど、アカデミー賞作品賞・監督賞・主演男優賞を取った旬の映画である。が、やはりモノクロのサイレントという地味さが災いしたのか、この日の109シネマズ川崎の上映は朝イチの9:00からの回だけだった。なんで土曜日に早起きさせられなければならん(怒)!

■舞台は1920年前後のハリウッド。という映画がフランス資本も入って作られるところが面白い。話の筋としては、サイレントで名声を博していた主人公が新進女優と出会い、彼は没落していくが彼女はトーキーでスターダムを上り詰めていって・・・というお話。ベタどころかアルティメットベタだ。ま、台詞とかだけで細かい感情を埋めていくのは無理な話だし、テロップも必要最小限しか出てこないから、観客に理解してもらうためには話をベタにする以外の方法はないだろう。

■ま、でも小粋で楽しい映画です。単なる懐古趣味の映画で終わっていない。ちゃんと2011年のサイレントになってるし、厳密に言うとサイレントではなく(大部分はそうなんだけど)非常に緻密に設計された映画だ。「現代のサイレント」というワンアイディアのためだけに、監督もキャストも真摯に頑張ってる映画です。主役二人のタップダンスなんて圧巻ですよ。お勧め。

■ただ、歴史的にはアカデミー賞作品賞を受賞したサイレント映画としては最後のものになるだろうな。二匹目のどじょうはいないと思う。

■主演のジャン・デュジャルダンはスケベ髭(意味の分からないお子様はママに聞いてください)を生やしたシブイオヤジなのだが、実年齢がオレより9歳下ということを知り、その夜は枕を軽く涙で濡らした。あと、巷で喧伝されてることですが、最優秀主演男優賞ならぬ最優秀主演犬優賞は、マギーくんということは間違いないでしょ。ホントにCGとか使ってないの??

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