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ミッドナイト・イン・パリ [映画]

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■5/26鑑賞@109シネマズ川崎(いつものとこ)。今年16本目で洋画8本目。別にバランスを取ってるわけじゃないけどね。

■ウディ・アレン監督作を観るのって一体何年ぶりだろうか? 学生の時は周りに映画好きな奴がかなりいて、それに対するへそ曲がりなところもあって殆ど観なかった。劇場で一番最近見たのは「カイロの紫のバラ」か「ハンナとその姉妹」のどっちか。いずれにせよ20数年ぶりである(恥)。

■VFXその他の「映画として小賢しいテクニック(注:俺的)」を使ってる映画ばかりだと若干食傷気味になるせいもあって観ようという気になったんだと思う。たぶん。あとは久々にアカデミー最優秀脚本賞を取った作品ということもあるし。はいミーハーです。

■話は売れっ子脚本家の主人公ギル(でも小説家志望)が婚約者とその両親とパリ旅行に来て、そこで夜に複数回タイムスリップをして1920年代と行き来する話。大雑把にいうとこんなもんだし、話の詳細を言っても仕方ないでしょう。ところがタイムスリップ先でギルはフィッツジェラルド(エラの方じゃないよ)とゼルダに会ってしまう! このワクワク感ハンパじゃないですよ。予備知識なく行ったわたくしはマジでビックリした。だってフィッツもゼルダも「言われている」イメージとピッタリ。それだけじゃなく、ヘミングウェイやコール・ポーター、ダリその他たくさんに会って脳内シェイク状態。

■映像がまたいい。今のパリの雰囲気、1920年代のパリの雰囲気が無理なく再現されてるし。これは東京でやろうとしても無理だろうな。「都市の継続性」ってやつが東京にはないもの。

■でこのSFチックなお話に対して、脚本的にも映像的にも(この場合VFXね)何の裏付けもないのが凄すぎる。まあウディ・アレンならではの荒業とも言えるけど。見事なくらい科学的考証の説明がない。それでアカデミー最優秀脚本賞取れちゃうんだよね。話が面白すぎるんですよ。

■というわけで個人的には超オススメですが、残念ながらこの映画は予習をしていったほうがたぶん面白い。フィッツとかヘミングウェイとか、ダリとかピカソとか(その他たくさん)の予備知識がないとたぶん半分くらいしか楽しめないと思う。いろいろ予習して数回見て、最終的には家のTVで酒を飲みながら見るのに適した映画だと思う。

■え、めんどくさい? しょうがないよ。ウディ・アレンがめんどくさいんだから。


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