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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q [映画]

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■11/18鑑賞@さいはての映画館(かなり遠いよ)。今年32本目で邦画20本目。何だかんだ言ってエヴァから逃れられないオレ。だいたい子供の頃を除いて、基本的には映画館でアニメは殆ど観ない。20歳すぎてから映画館で観たアニメは、エヴァの旧作「Air/まごころを、君に」と、「千と千尋の神隠し」、「レミーのおいしいレストラン」の3本。エヴァの旧作を除いた残りは、女友達の趣味に無理やり付き合わされたという感じ。で、エヴァの旧作を観たあとは友人たちとインドアテニスの約束があったのだけど、陰気な顔してラケットを振るオレに対して「どうしたんですか?」と心配する人が出てくる始末。というわけで多少のためらいがあったのだが、やはり逃げられない。映画館ではないけど新劇場版の前2作も視聴済み。

■そもそも何でエヴァを見始めたかというと、最初に入った会社のU先輩(今でもお付き合いいただいている)が、TVアニメ終了後にレンタルビデオが出始めた頃だったと思うけど、「今一番カッコイイ映像はエヴァのオープニングだな!」と言われたので借りて見てみたが確かに凄い。映像のリズム感もそうだし、あとスタッフとかの名前も□の連続が90度曲がる形で見える(表現しづらい)のが、斬新に思えた。後から聞いたらそもそも市川崑監督の手法だったそうで。そんなに映画好きな庵野秀明監督が使った劇伴(主に司令室で、「ダンダンダン、ダンダダダン」っていうアレ)がその後のドラマ/映画の「踊る大捜査線」で(許諾を得て)劇伴に使われてたということもあり、アニメでありながら日本映画の血脈にしっかりと存在しているという事です。まあオレなんかが偉そうに言うことでもありませんが。

■で観たんだけど、比較的旧作の話を忠実になぞっていた新劇場版前2作と違い、実は「破」の最後でシンジが乗る初号機がサードインパクトを起こしていて、今回はそれから14年後の話で始まるというタイムワープにビックリ(ま、「AI」みたいに作中で3000年経った、というほどではないが)。完全にそれ以降は新しいお話。

■以下はネタバレしないほうがいいと思うので、詳細は避けるけど、いや凄いですよ。庵野秀明の追求する世界を表現するには、新劇場版になってからその方向にはあったんだけど「セルアニメ」的なものは登場人物の描写くらいで、あとは大部分CG。これはしょうがないだろうな。

■「序」「破」の公開は311前で、「Q」は311後初のエヴァ。影響がないかと言われると明らかに「ある」。だって今の我々はまさにセカンド・インパクト後の世界に生きているのだから。ちょっと当たり前過ぎてアレだけど。
結論は来年公開予定(希望)の最終作を待つしかない。でもなんとなく旧作と違い、前向きな方向に落とす話なような気がしてる。最終作も大期待。

■ただ最後に苦言。同時上映の「巨神兵東京に現わる」は、「今エヴァを実写で作ってもだいたいこんなもんですよ〜」くらいのプアな出来。環境がそうなのか、「巨神兵」監督の樋口真嗣が悪いのか。ま、樋口さん、「ローレライ」以外は外ればっかだしなあ。

■追記。2回目をTOHOシネマズ渋谷で観たら、「巨神兵」の舞台が渋谷、特にマルキュー周辺だったので妙に臨場感があった。まあ最低2回は観たほうがいいですね。初回で分からなかったエピソードとかが結構カバーできた。


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