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恋の渦 [映画]

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■「ぼっちゃん」から連続。4/13鑑賞@オーディトリウム渋谷。今年25本目の邦画13本目。

■渋谷ユーロスペースと同じビルではあるのだが、シネコンではないので上映時間がきちんと調整できているわけではない。おまけに全席自由席なので、単館上映としては人気のあるこの2作は、早めに行って整理券を取るしか術はない。結果、かなり早めの時間に渋谷まで行き整理券を取り、空き時間は焼鳥屋で時間を潰すという残念な結末に相成った。渋谷のミニシアターってのはおっさん向きでもなくハシゴ向きでもないということだよな。どうりで前のエントリで書いたように客層が若いわけだ(違)。渋谷で空いてる時間を自在につぶせる若い人向けってことなのか。じゃあ日を分ければいいという話はあるが、おっさんはあまり渋谷に来たくないのである(泣)。

■そこまでの犠牲(大袈裟)を払ってなぜ観たかというと、ひとえに大根仁監督の新作だから。しかし大ヒットした「モテキ」の次回作が単館上映って、どうかしてるよ大根監督。で早い時間に映画館に行って、その後「ぼっちゃん」観て焼鳥屋で飲んでとかやって開場ちょい前に戻ったら超混雑。実際開演の2時間以上前にチケット売り切れたらしい。何の舞台挨拶もないのに。だから単館上映間違ってるって大根さん! だいたいエロい映画っていう前振りの割には妙に女子率高いじゃねーか! いや、だから何ってことはないのだけど。

■本当はこの週の水曜日の上映後、大根仁×三浦大輔(脚本)×そしてなぜか岡村靖幸、のトークショーがあってそれに行きたかったのだがさすがに水曜日は無理で断念した経緯があった。

■なかなか本編の内容に辿りつけない。元は劇団ポツドールの同名の舞台。残念ながら未見。ただ、ポツドール主宰の三浦大輔さんがこの映画の脚本も書いてるので、映画用にアレンジした部分はあると思うけどそんなに離れた話にはなってないのではと思う。俳優陣は全く馴染みがありません。どうもワークショップで選出された方々みたい。図らずも「ぼっちゃん」と2本続けて知らない俳優さんばっかの映画を観たことになる。面白い。

■「部屋コン」で知り合った9人の20代男女が、その後いろいろとややこしいことになっていく話。オレの世代的に「部屋コン」っていうのはあまりリアリティがない。まあ人の紹介とかで少人数で友達の部屋で飲んだ経験はあるけど。それ以外特に話の筋ってのはないです。ただ登場人物の大部分がクズ男もしくはビッチ。セックスしたいさかりだし基本、自分のことしか考えてない。不快と思うかもしれないが、これが何だか笑える。実際劇場の中で頻繁に笑いが起こってたし。

■で、その後舞台は4つの部屋に別れるのだが、舞台ではステージ上に4つの小部屋を作って同時進行的にやってたそうな。映画ではさすがにそれは無理なので、各々の部屋をザッピングしていくという演出。グループ内でのヒエラルキーとか男女の位置関係とかいろんな要素が絡んでくるのだが、正直マジでエロい。ビジュアル的にも、男女が本音をさらけ出しているという意味でもエロい。やはり大根監督はエロだ。そしてそんな内容なのに、ロネッツの「Be My Baby」がものすごくピッタリマッチしてる。

■セックスとか妊娠をお話の枷にするのはものすごくつまんないが、日常の自然欲求としてのセックスを描写するのはむしろいいと思う。大きな配給網で公開して欲しかったが、内容的にまあ無理か。是非いろんな人に見て欲しいのでパッケージ化希望。誰かとこの映画について熱く語り合いたくて仕方ないのだが知人には誰もいませんorz ま、舞台を観た方はいらっしゃるかも知れませんが。で4/19で上映も一応終了ということで、悔しいから予告編貼っておきます。



■上映後、劇場を出てきた観客に対してキャストがお見送り。もちろん無名のキャストだからできることだと思うけど、映画のなかであんなことやこんなことをしてたキャストの方々が。エロ度倍増。失礼しました。

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