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「あまちゃん」ロケ地巡礼ツアー [日常]

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■8/5深夜〜8/8早朝、岩手県北バスを使って、今をときめく朝ドラ「あまちゃん」のロケ地、岩手県久慈市(劇中では北三陸市)周辺に行ってきた。かなり人気なので見てる人は多いし、ロケ地の実際はどうなのか興味を持ってる人たちもいるだろう。しかしいい年齢なんでミーハー的な行動ができないおめえらに代わって、オレ様が代わりに行ってきてやったぜ!・・・ウソですすいません。
単に自分が行きたかっただけです。ロケ地見学とか今までわざわざ遠距離でやったことないのに、人生で初めてかも。で、事前に交通事情を調べたら最速は盛岡まで新幹線でそっからバスなのだが、それでも5時間近く掛かる。だったら費用も安い夜行の直行バス、と思いそれを使ったのだけど、正直キツかった。まあいい年こいて乗るもんではねえべ。

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■で乗ったのが上の夜行バス。おっさんの感想はたぶん暑苦しいので以降写真中心に。「あまちゃん」人気のせいかお盆前の平日なのに満席でがす。あまり眠れずに朝に着いて、予約していた三陸鉄道(ドラマ内では北鉄)のお座敷列車の発車まで時間を潰す。ドラマでは「北三陸市観光協会」や駅前の噴水はうまく使われててこんな感じ。

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■久慈駅(劇中の北三陸駅)は実際はこんな感じ。ドラマではセットだけど(スナック「梨明日」ないし)、NHKの制作陣は雰囲気を再現するいい仕事してると思う。バブル期はスポンサーの金がうじゃうじゃしてたので制作費を使えた民放と、今のNHKが逆転したのもおっさん世代としては隔世の感あり。

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■そして三陸鉄道北リアス線のお座敷列車に乗ります。ドラマと違うのは、アキちゃんユイちゃんが乗ってないこと(当たり前だ)&座席の設置が違うのと、列車の揺れが以外と激しいので、ドラマの撮影ではスロー運転だったのかなと。予約販売のウニ丼も美味しゅうございました。写真が美味しそうに見えないのはひとえに撮影者の腕とiPhoneのせいです。

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■途中、夏ばっぱが上京するアキを大漁旗で見送る名シーンがここ。泣きました。

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■折り返しの田野畑駅(劇中では畑野駅)には昨秋の能年玲奈と橋本愛のサインがあった。能年玲奈のサインがローマ字で、橋本愛のサインが漢字なのは二人のキャラを表してるかも。
ドラマの最終回もここでロケしたらしい。タクシーの運転手さん談です。

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■田野畑駅から、リアス三陸をよく見れる北山崎に乗り合いタクシーで行ったのだけど、「あまちゃん」本編には関係ないのでそのへんは省く。ただ運転手さんの話によると、彼が所属しているタクシー会社では車両が7台だったのだが、現存しているのはこのタクシーだけだそうだ。北三陸では死者は不幸中の幸いで2人だったそうだけど、震災の爪痕をマジで感じた。

■で、ビジネスホテルとかが取れず温泉施設に宿泊した2日目。もちろん「あまちゃん」故郷編のロケ地の久慈市小袖地区(劇中では袖ヶ浜)に向かうのだ。平日だったので観光バスは走ってなくて、なんと昔懐かしボンネットバス。こんな感じ。

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■単車線の曲がりくねった道を50分ほど走って小袖地区に着く。そりゃこの狭さだと土日はマイカー規制されても仕方がない。そして海女センターに向かい、まずはタイトルロールでお馴染みの灯台をチェック。ただ灯台に向かいアキが走る堤防の上は、現状立ち入り禁止です。

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■このあたりは故郷編でお馴染みの風景。最後の写真はヒロシがいた漁協の監視小屋です。

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■そしてこれが話題のまめぶ。確かに味としては微妙かも。クルミいりの甘い団子が入ってなければけんちん汁みたいで結構美味しいかも(←それはまめぶではない)。

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■その後久慈駅前に戻りラーメン屋で昼飯。店内には、またも荒川良々、杉本哲太、木野花、そして塩見三省など、「あまちゃん」レギュラーのサインが。店内で掛かっていたTVではちょうどNHKの「スタジオパークからこんにちは」をやってて、ゲストがいっそんこと皆川猿時で吹いた(笑)。

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■余った時間は久慈市街をぶらぶらと散策。琥珀博物館には行けなかったが、改めてこの街の現状を知る。最後の写真の、商店街に貼られていた「あまちゃん」のポスターが色褪せていたのが物悲しかった。

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■深夜バスに乗る前に、久慈駅前の居酒屋で夕飯を兼ねて晩酌。70くらいの地元おっさん2人が焼酎を奢ってくれたので少し話をした。「あまちゃんで来たのか。がっかりしねがったか? ごめんなあ」と言われた。ドラマや映画のロケなんて現地のいいとこどりなんて分かってるから、と説明したけど少し重かった。そう、ドラマで使われた場所以外は、久慈だってただの地方都市なのだ。ロードサイドにはチェーン店や、街中にはコンビニ。日本の他の地方都市と変わりない。朝ドラだけで街起こしが成就しないのは色褪せたポスターが物語っている。

■なぜだろう。今日読んだ週刊朝日での劇伴の大友良英さんのトークがぴったりと来た。バブル期以降、われわれ日本人が、劇中のアキの台詞よろしく「ダサいくらいなんだよ!がまんしろよ!」の「がまん」ができなかったせいなのか、と。


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