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プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 [映画]

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■1/31鑑賞@キネカ大森。今年6本目の洋画4本目。昨年ロードショーされてた時に観損ねたので、キネカ大森の上映最終日の夜に駆け込んだ。原題は直訳すると「松の木を超えた場所」ってな感じでさっぱり意味不明なので(映画を観た後だとある程度分かるのだが)、Vシネのような「宿命」ってサブタイトルを付けないと仕方なかったのかなと思う。

■監督はデレク・シアンフランスで、初見。主演はライアン・ゴズリング。この人も初見で昨年先輩に勧められた「ドライヴ」で主役やってた人らしい(すいません観てません)。共演はブラッドリー・クーパー。この人は知ってる。昨年公開の「世界にひとつのプレイブック」の主演だったしね。

■あらすじ。サーカスの見世物のドサ回りで食いつないでいるライダーのルーク(ライアン)は、以前関係を持った女性が自分の子供を生んでいたのを知り、ドサ回りを止めて定住しようとするがカネに事欠きバイクで銀行強盗を働く。何回目かの犯罪の後、追跡してきた警官エイヴリー(ブラッドリー)に射殺される。16年後、ルーク・エイヴリーのお互いの息子がハイスクールで邂逅してそれから、っていう話です。

■ルークは主人公なのに映画の半ばくらいで殺されて出て来ないし、息子同士の邂逅もなんだかVシネか韓流ドラマのような安っぽさ。登場人物もクズばっかりだし。この時点でちとネタバレしてるので結末は書きませんが、結末も納得行くものではない。演出も手持ちカメラを多用したりして一昔前の古臭い感じが。

■でも、困ったことにすごく面白いんです。いろんなところに納得行かないんだけど妙にストンと落ちる。ライアン・ゴズリングの孤高感、そしてブラッドリー・クーパーの「世界にひとつのプレイブック」に続く相変わらずウジウジしためんどくさい感。

■結果的にお勧め映画になってしまったのであった。DVDももう出てるので、気の向いた方はどうぞ。


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