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ロボコップ [映画]

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■『それでも夜は開ける』と同日の3/15鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年14本目の洋画10本目。我々アラフィフ世代はみんな知っている、ポール・バーホーベン監督の初代『ロボコップ』のリメイクである。前作もそんなに潤沢な予算ではなく、チープなサイバーパンクSFという感じだったのだがヒットした。まあ、リメイクされるほどの作品であるかどうかっていうのは疑わしい点も残るけど。

■以下アラフィフのおっさんの思い出話なのをご容赦ください。初代が公開された1987年当時、「この映画って『ロボット刑事』のパクリでは?」という噂が流れた。『ロボット刑事』っていうのは石森章太郎の漫画で実写化もされてる。それが70年代の話だし、ロボットが刑事、というコンセプトが似ている(デザインは似てない)ので諸説あったし、ハリウッドが非公式に石森プロにロイヤリティを払ったという説もあったのだけど、現状エビデンスが残ってないので推測でしかない。謎だが、『ロボコップ』のデザインについて、『宇宙刑事ギャバン』をパクった、もとい申請して承認を貰ったというのはホントの事なようだ。

■話はさらに逸れるが、今では名脇役として地位を確立している俳優の吹越満が、「ワハハ本舗」在籍時に「ロボコップ演芸」と称した芸で受けていたのはご記憶の方もいるかと。まあ、ロボット的な動体模写に「イーガシャン」などの擬音を挟むという芸だったのだが妙に面白かった。それをヒントにしたオレは宴会芸で「ロボソープ演芸」(内容は推して知るべし)というのを編み出し局所的には受けたのだが、冷静に考えるとあまりに下品だったので封印してはや20年以上経つ。いやそういう話ではなくて。

■閑話休題。殉職しそうになった(前作では殉職、今作ではギリギリ生きている)警官が機械に移植された「ロボコップ」として再生し悪に立ち向かっていく、というところまではだいたい覚えていたのだが、話が進むに従って、「ロボコップ」を作ったオムニコーポレーションという会社が実は悪役だったというのをやっと思い出した。つまらんことは覚えているのにね。記憶の限りでは前作とそうそう変わらない話の展開です。

■ロボコップのデザインも、黒が基調というところだけで前作とそう変わらない。っていうか新鮮味がない。まあ、『アイアンマン』を始めとして後の作品にデザインをパクられ続けてきたので仕方ないかな。細かいデザインの変更としては、ロボコップがヘルメットを取った姿が「ハカイダー」みたいに脳味噌が露出しててグロだったりとかいろいろあったけどね。あと、ロボコップは前作では動きが緩慢だったんだけど、今作ではときおり素早い。

■娯楽作としてはまあ面白かったけど(その前までヘビーな映画を観てたのもあったし)、これ、わざわざリメイクするほどの作品だったのかな?ってのが正直な感想です。



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