LIFE! [映画]
■4月に入ってから初めての映画鑑賞(4/12)@TOHOシネマズ川崎。今年15本目の洋画11本目。昨年と比べると鑑賞ベース落ちてます。いろいろ理由はあるけど。原題は『The Secret Life of Walter Mitty』で、Walterっていうのはこの映画の主人公ウォルター(ベン・スティラー:監督と製作も兼任)のこと。さすがに直訳だとわけ分かんないだろうから、妥当な邦題かなと思います。
■さてこの映画、予告編等で数回目にしたが当初は鑑賞予定はなかった。が、これを観た友人知人がみんな褒めてたので観てみようかなと。風評に弱いオレ。雑誌の映画評では「ベッキーが手放しで褒めそうな映画」(対ベッキーじゃないにせよこれは明らかに悪口だよな)というのもあり、逡巡はしてたのだが実際に観てみた。
■舞台は2000年台半ばまで実際に存在したアメリカの雑誌「LIFE」。ウォルターはそこのネガフィルム管理担当マネージャー。高齢の母(シャーリー・マクレーン)と定職につかない妹を抱え、実生活に夢がないのでかなり強烈な妄想癖がある。ところが会社が買収され、「LIFE」の印刷物の廃刊が決まりデジタル化に移行するにあたる最終号で、人気カメラマン、ショーン・オコンネル(ショーン・ペン)が最終号の表紙に指定した25枚めのネガが見つからず、ウォルターはショーンを探して奔走することになる。
■でこの話、実話かと思いきや(映画を観ればそうでないことは一目瞭然なのだけど)、舞台以外はやはりフィクションでした。20世紀代前半の小説とそれを元にした映画『虹をつかむ男』(ん?山田洋次監督の映画で同名があったか?これはアメリカ製作の映画のほうらしいが)のリメイクらしい。観たことないのでさっぱり分かりませんが。
■基本的には冒険譚の映画。現代日本映画だけの特徴かと思っていたのだけど、とにかくウォルターの妄想が激しく、前半では観客が「ああ妄想かよ」とすぐ分かってしまうような話で若干興ざめしたが、そこも計算の内だったようです。中盤以降、ウォルターはリアルにグリーンランドに行き、ヘリコプターからジャンプして漁船に乗りアイスランドへ・・・以下はさすがに略すけど、妄想がリアルになっていき、ウォルターが成長していく過程はベタだけど素晴らしい。前半部の妄想はそれとの対比だったのかと。
■うんまあ、スカッとしました。お勧め。しかし死ぬまでに一度、グリーンランドとアイスランドには行ってみたいなあ。ヒマラヤは勘弁。
■余談その一。老母役のシャーリー・マクレーンが非常にチャーミング。歳こそ取ったけど、『アパートの鍵貸します』当時の魅力は依然健在。
■その二。監督・製作・主演のベン・スティラー。名前くらいは知ってましたが、彼の出る映画を観たのは今回が初めてでした。浅学ゆえ大変申し訳ござりませぬ。
2014-04-13 01:46
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