ブルージャスミン [映画]
■『闇金ウシジマくん Part2』と同日の5/17鑑賞@109シネマズ川崎。今年25本目の洋画15本目。ウディ・アレン監督作は、前作の『ミッドナイト・イン・パリ』に続いての鑑賞。「続いて」って言ってもまあ2年ぶり。
■この映画、ご存知の通り主演のケイト・ブランシェットが今年のアカデミー賞主演女優賞を取った作品です。それだけが目当てで観たわけじゃないけど。ケイト・ブランシェットは名女優として名高いが、実はわたくしあまり彼女が出演している映画を観たことがない。『ロード・オブ・リング』3部作と、『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの迷宮』くらい。どうも彼女の本流じゃない映画しか観ていないようだ。
■富と夫ハル(アレック・ボールドウィン)を両方失ったジャスミン(ケイト)が、精神の均衡を失い、シスコにいる妹ジンジャー(サリー・ホーキンス)に身を寄せることから話は始まる。
話はジャスミンの惨めな現在と、過去のハルとのリッチな生活が交差する形で進んでいく。このへんはちとミステリー的な要素もあるので、あらすじはこのくらいにしておこう。
■登場人物は、基本そんなに悪い人間じゃないのだが、自己中心的な人ばっかり。まあオレも含めて大概の人はそうだと思うけどね。好意と自己保身がくるくる転回して話は進んでいく。ま、世の中にはいいだけの人も、悪いだけの人もいないっていう、ウディ・アレンなりのメッセージなのかもね。
■助けになるのは優しい風景描写と、ちとクラシックな劇伴。ただ、当然ビターなエンディングなので、デート用の映画には向きません。
■しかし、ケイト・ブランシェットの前のアカデミー賞主演女優賞は、『世界にひとつのプレイブック』のジェニファー・ローレンスです。メンタル壊れた役の女優さんが2年連続で受賞ってのはなんか違和感が。もちろん演技力は必要なんだろうが。
2014-05-22 19:47
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