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ホットロード [映画]

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■8/16鑑賞@TOHOシネマズ川崎。公開初日です。今年39本目の邦画20本目。

『あまちゃん』以来の能年玲奈ファンのわたくし。舞台挨拶の抽選に申し込んだが外れ、ライブビューイングでもやったんだけど、チケ代見てちょっとげんなり。ナマの舞台挨拶のチケ代が若干高いのは仕方ないとしても、ライブビューイングまで同額なのはなぜ? 『闇金ウシジマくん Part2』は通常価格だったけどね。しかも当初はローソンチケット限定で追加手数料付き(足して合計2,324円)。さすがにチケットは売れ残ったようで公開当日は劇場で2000円で売ってましたが。観客舐めてないですか? チケぴとかイープラでもこんなことやらないよ。

■のっけから戦闘的な文章でお分かりでしょうが、わたくしこの映画にはまったく好感を持っておりません。以下その前提でお読みください。なお、通常上映では館内は初日ということもありそこそこ混んでいて、特に若い女性が目立った。「オミくんかっこいい!」とか言ってたので、おそらく出演者の登坂広臣のファンなんだろう。

■原作は紡木たくの同名漫画で、1980年代に大ヒットしたのはさすがにその世代なので知ってます。なのであらすじくらいはまあ分かる。複雑な家庭環境で心に傷を負った少女・和希(能年玲奈)と、暴走族の少年・春山(登坂広臣)の出会いと結びつき、そして春山が属する暴走族と他チームとの抗争、って言ったところ。80年代にたくさんあった暴走族が舞台の漫画のひとつだけど、少女漫画ということもあり、知ってる限り読んでたのはほとんど女子ばかりだったと思う。男はむしろ『湘南爆走族』(これも映画になったが:笑)とかを読んでたんじゃなかったろうか。

■あらすじでも分かる通り、現在でも暴走族は存続しているが、80年代と比べると比較にならないくらい少ないので大部分の観客はピンと来ないだろうし、和希と母(木村佳乃)の感情の行き違いという手の話も、結構語り尽くされた感がある。話の骨格が決定的に古びているのだ。それなのに、映画化が熱望されてはいたが、登場人物のイメージに合う俳優がいないからと原作者の紡木たくが固辞してきたのに、能年玲奈と登坂広臣がぴったりだからと今回実現した、ってホンマかいな。漫画のヒット時ならいざ知らず、本当にここ最近まで映画化が熱望されていたのだろうか。明らかに企画の失敗である。まあ『あまちゃん』OA前には決まってた話だそうなので、『あまちゃん』のおこぼれにあずかるという企画ではないようだけど。

■原作が古くても、脚本と監督の演出手腕でなんとかなってる映画も結構ある。が、今作の三木孝浩監督の前作『陽だまりの彼女』を昨秋、予習も兼ねて(バカか)観たのだけど、ブログにも書いた通り大変ヌルい映画だった。なので期待はしてなかったが、想像を遥かに上回る(下回る?)ヒドい出来だった。たびたび映し出される湘南・江ノ島界隈の映像は静謐で美しい。80年代のバイクに感じる郷愁感(当時乗ってたので)。主題歌である尾崎豊のいにしえの名曲『OH MY LITTLE GIRL』もマッチしているが、褒めるところはそれだけだ。

■原作のせいなのかもしれないが、話が全然スピード感を持って展開していかない。和希と春山の最初の葛藤から、強く結びつくまでの心の葛藤も表面上しかなぞられてない。悪い意味で静か過ぎる映画なのだ。能年と登坂、主役二人の顔のアップがやたらに多く、映画というよりプロモーションビデオといった感じ。

■三木監督は能年玲奈について「なるべく芝居をさせないように、というのがテーマでした」(キネ旬より引用)とインタビューで語っていたが、そもそもそれが大間違い。決して現時点では芝居が上手な子ではないが、『あまちゃん』は脚本と演出が一体になって能年玲奈の魅力を引き出したから成功したのであって、監督が無策ではうまくいくはずもない。相手役の登坂広臣も演技が初体験だそうで、若者が主体の映画は演技派のベテランが脇を締めないとうまく行かない場合が多いけど、正直、今回脇を固める木村佳乃・小澤征悦・(変態仮面=村岡印刷こと)鈴木亮平ほかもあまり機能しているとは言いがたい。

■なので、今まで観た能年出演映画史上、最低の出来だと断言する(注:個人的感想です)。もちろんお勧めしないし、スタッフとプロダクションが過ちを認めて反省するために、今作はコケるべきとさえ思う。なまじヒットしたら、また間違った方向に行きかねないので。


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