So-net無料ブログ作成

昨夜のカレー、明日のパン [ドラマ]

o0720043813034163685.jpg

■2014年10月期にNHKBSで放送されていたドラマ。原作小説・脚本は木皿泉さん。木皿泉さんの連ドラって『Q10』以来じゃないか? TBSの『おやじの背中』で単発は書いてたけど。木皿ファンとしては垂涎ものである。オレは木皿泉さんの脚本が大好きで、『すいか』『野ブタ。をプロデュース』『セクシーボイスアンドロボ』『Q10』は全部見てるくらいのマニアでございます。以前も書いたけど、「木皿泉」のペンネームは夫婦のユニットであり、旦那さんは脳出血発症後身体が不自由で、奥様がそれをサポートされてるらしい。それも寡作の理由のひとつかな。

■若くして一樹(星野源)と結婚したが早世され、今はギフ(鹿賀丈史)と同居しつつOLをやっているテツコ(仲里依紗)とその周りの人々の一見奇妙な物語。まあ、ファンタジーと言っていいかも。夫が亡くなった後、子供もいないのにずっと夫の実家に義父と住み続けるって、現実的にはゼロとは言えないけど、そうそうないだろう。

■その周辺の人々が面白い。隣家の小田和正(笑:小倉一郎)&みゆき(筒井真理子)の夫婦と、その娘で元CAなんだけど、笑うことができなくなり職を辞してしまったムムム(ミムラ)。テツコの職場の同僚で、テツコと交際はしてるが、テツコに再婚の意志がないと断られている岩井さん(溝端淳平)。テツコの後輩であること無いこと言いふらすギダリエ(小野ゆり子:大森南朋の奥様)。などなど。あとはギフの義妹の朝子(片桐はいり)と姉のギフの亡妻(美保純)。

■他のキャストも含めて、よくまあこんな芝居巧者を集められたもんだ。話には毎回小さなエピソードがあるけど、基本的には一樹の記憶にとらわれていたテツコが、岩井さんとの再婚に少しずつ向かっていく話。その他もムムムの再生とか、みんなが何とかして生きていこう、ともかく生きていくことが大事だということを、押し付けがましくなく示した話。生死の境をさまよった木皿さんご夫婦だからこそ書けるのかな、という。実はテーマは結構重い。

■そして役者陣の演技と演出が素晴らしい。例えて言えば、水彩画に少しずつ色を足して画を完成させていくような繊細な演技と演出。特に、死者の役なので出番はそう多くはない星野源がすごく良かった。

■もう毎回号泣で(加齢って言うなよ)。主題歌が、亡き人を偲ぶプリプリの『M』っていうのもすごく合ってる。是非見て欲しいが放送終了なので、慣例だとそのうちNHKの地上波で放送されると思うけど、待ちきれない人にはNHKオンデマンドしかない。でも、たくさんの人に見て欲しいドラマだと思います。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0