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百円の恋 [映画]

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■2015/1/25鑑賞@キネカ大森。東映ビデオ制作なのにメジャーで配給されてなくて、観るのに難儀した。まあ大画面で観たほうがいいという映画ではないけど、これは是非劇場で観るべき作品。今年4本目の邦画3本目。再度観ている映画があるので実質は8本目だけど。

■観た動機はクチコミで非常に評価が高いこと。年末年始で観た友人知人はおしなべて「面白い」と言っていたし。主演の安藤サクラの出演映画って『愛と誠』『クヒオ大佐』くらいしか観てなかったのだが(笑)、最近huluで園子温監督の『愛のむきだし』(いずれブログに書きます)を初めて観て、こりゃ凄い女優さんだなと思った。どうもキネ旬で日本の名女優ベストテンにランクされてるらしいし(その評価基準はイマイチ不透明)。そして相手役の新井浩文も、以前からかなり注目している俳優さん。

■実家の弁当屋にニートとして寄生していた一子(安藤サクラ)は、出戻りの妹二三子(早織:『舞妓haaaan』以来に観た)との折り合いが悪く、家を出てアパートを借り、100均のコンビニでバイトをすることになる。100均コンビニは変な人だらけだが、通勤中に見たボクシングジムで練習に励むボクサー・狩野(新井浩文)になんとなく惹かれる。狩野と同棲するが破綻し、その反動でボクシングジムに入門しプロボクサーとしてデビューするという話です。

■正直、この映画に関してはあらすじなんて結構どうでもいい。主演の安藤サクラと新井浩文の役者としての矜持に注目すべし。安藤サクラはダメなニートの時は腹とかケツを時折掻くプチ肥満だったのだけど、ボクサーになってからのダイエットとその動き。新井くんの動きもすごく練習を積み重ねてきたのかなと。もう、ロバート・デ・ニーロかクリスチャン・ベイルかって感じです。

■ヒリヒリくる映画でした。結末がハッピーエンドともそうでないようにも取れる冷静な映画。脚本は素晴らしいと思うけど、むしろ今作の武正晴監督の構成力を褒めるべきではないかな。

■主なロケ地は鶴見周辺みたいですね。

■しかしタイトルの『百円の恋』がまったく消費税を無視してるのに、主題歌のクリーブハイブ『百八円の恋』がそれを意識してるのに笑いました。



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