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おみおくりの作法 [映画]

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■2015/2/14鑑賞@チネチッタ。今年13本目の洋画7本目。

■この映画はミニシアター系中心の公開なのだけど、時折チネチッタではそれ系の映画を公開している。知人がこれを観て褒めていたのと、それと同タイミングでチネチッタで予告編を観たのが観た動機です。この辺の映画は、なかなか知人のクチコミがないと見落としかねない。アンテナが鈍いので。

■ロンドン市役所の地区の民生係、ジョン・メイ(エディ・マーサン)の仕事は、孤独死した人を丁寧に弔うこと。生前の親族や関係者を洗い出し、本人のプロファイルを確認して、葬儀にはそのキャラクターに合った曲を選ぶ。でもほとんどの場合、葬儀に参列するのはジョンひとり。

■公務員削減の方向を受け、ジョンは上司からリストラを言い渡される。「君は一件の仕事に時間を掛け過ぎだ」と。最後の仕事はジョンのアパートの向かいに住んでいたビリー・ストークの親族・友人を葬儀の前までに探すこと。探索の途中でビリーの娘、ケリーを見つける。そこから判を押すようなジョンの毎日の生活習慣がすこし変わってゆくのだが。

■劇伴も必要最小限に抑えられた静かな映画。ストーリーの起伏もさほどないので苦手な人もいるかも知れない。ただ、亡き人の縁を探して地道に歩き廻るジョンの姿には、なんというか胸を打たれた。

■半分ネタバレで申し訳ないが、この映画、結末はあまり救いがない。でもそこを超えて、最後の最後まできちんと映画を観て欲しい。わずかながらでも最後の救いがそこにある。

■強くお勧めです。と言いながら基本的にミニシアター系の公開なので観れる映画館が少ないので申し訳ない。首都圏だと交通の便がいいのは、これを書いてる時点では「シネスイッチ銀座」「チネチッタ」「シネマ・ジャック&ベティ」というところか。地方でも地道に上映されてるので、公式サイトで探してみてください。

■最後に。映画本編の出来とは全く関係ないのだけど、原題が『STILL LIFE』なところをこの邦題にした担当者、「『おくりびと』効果で客が増えるかも知れませんぜゲヘヘ」とドヤ顔している奴は、いいと言うまで廊下に立ってるように。

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non_0101

こちらもチネチッタが終わらないうちにチャレンジして来たいです☆
by non_0101 (2015-02-23 00:30) 

sochi

non_0101さん、こんにちは。
こちらはかなり強力にお勧めです。
by sochi (2015-02-23 22:11) 

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