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小さいおうち [映画]

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■WOWOWで鑑賞したので本数カウント対象外。山田洋次監督の2014年公開の映画。観に行こうと思えば行けたのだけど、なんとなく行かなかった。山田監督の前作『東京家族』は劇場で観たのだけど。

■中島京子さんの同名小説(直木賞受賞作)の映画化。未読、というか中島さんの作品は読んだことありません。すいません。そもそも最近小説をあまり読んでないもので。もの凄く雑に書くと、昭和初期の中流家庭に起こった不倫の物語。

■山形から女中奉公(女中という言葉が差別用語になって、今メディアで使われてないというのがよく分からない)に出てきたタキ(黒木華)は、小説家夫妻(橋爪功・吉行和子)に仕えたが、その後姻戚のおもちゃ会社の常務、雅樹(片岡孝夫)と妻の時子(松たか子)の家に仕えるようになる。

■お分かりのように『東京家族』のメインキャストがメインではない割に出演してるし、なんと林家正蔵まで出ている。失礼な言い方だけど、山田洋次監督は年齢的にあと何作撮れるか分からない。そのぶん時間を共有したい俳優に慕われてるんだろうなと。

■話は、現代(おそらく2009年)で老境の大伯母タキ(倍賞千恵子)に、姻戚の健史(妻夫木聡)が「自叙伝を書いてくれ」と頼むところから始まる。つまり健史は狂言回しの役。ただブッキーが大学生という設定はちと無理とか思ったけど。そしてタキのナレーションで当時の状況が語られる。

■戦時下という状況で、雅樹の会社のデザイナー、板倉(吉岡秀隆)と時子は不倫関係になる。タキは家を出た時と帰宅した時の帯の位置が違うということで二人の関係を見破る。ああ。しかし板倉は丙種合格にも関わらず徴兵される。

■ネタバレしても問題ないとは思いますが、結末は伏せます。

■昭和初期を舞台にした映画だと、だいたいカラコレで少し暗めのトーンにしてる例が多いけど、この映画は見る限りではまったくやってません。原作小説やこの映画の台詞にもある、「この時代がこんなに豊かだった訳ないじゃん!」というのは後世の我々には想像できない。

■でも、山田洋次監督の努力は凄いと思います。でも、時代劇は別にして、自分のリアルタイム以外の過去の映画を撮るのは苦手な方かなと思った。この映画に限って言うと「箱庭感」が凄いんですよね。そして、この映画は紛れも無く「反戦プロパガンダ映画」です。でもエンタとして面白いから全然OK。そして黒木華の演技は、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞にふさわしい。『幕が上がる』でも思ったけど、やはり舞台出身の役者さんは凄いな。

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