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博士と彼女のセオリー [映画]

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■2015/3/14鑑賞@109シネマズ川崎。今年22本目の洋画12本目。天才物理学者のスティーヴン・ホーキング博士の実話がベースとなっている映画。だからと言うわけじゃないけど、今回少々ネタバレします。ホーキング博士を知らなくて、話の結末を知りたくないという方はご注意ください。

■ホーキング博士の一般的なイメージは、「車椅子の天才物理学者」というところだと思う。20年ほど前にホーキング博士の著書『ホーキング、宇宙を語る』が日本でもベストセラーになったので、オレも買ったのだけど話が難解で放置していた。文系脳だからね。ただ今の若い人にホーキング博士の認知度がどの程度あるのかは分からない。

■まあいいや。ケンブリッジ大学の大学院生・ホーキング(エディ・レッドメイン)はパーティーで同じ大学のジェーン(フェリシティ・ジョーンズ)と出会い恋に落ちる。天才的な発想で宇宙論の新たな地平を開拓していき、前途洋々のはずのホーキングに筋萎縮性側索硬化症(ALS)という病魔が襲いかかり、余命二年を告げられホーキングは自暴自棄になる。それでもジェーンや周囲の人達の助けを借りつつ、進む病状を機器などでカバーして研究に邁進していく、というお話。

■ホーキング博士を知った時には、まだ世間一般ではALSの認知度は低かったと思うが、昨年(2014年)の「アイス・バケツ・チャレンジ」で認知は上がったと思う。いろんな意見はあると思うけど、あれはただの馬鹿騒ぎだと思っている。認知度アップには貢献したけどね。

■史実に基づいているので当然なんだけど、前半部分を観てると「純愛・難病もの」というカテゴリーに入ってしまいかねない造りなのだが、ホーキング博士とジェーンは、介護問題その他でお互いを信じあうことができなくなり、現在はそれぞれ別のパートナーと結婚している。その現実を踏まえてこの映画を観ると、ぐっと深みが出てくると思う。

■エディ・レッドメインはこの作品でアカデミー賞主演男優賞を獲ったけど当然で、鬼気迫る熱演だった。『レ・ミゼラブル』も良かったしね。フェリシティ・ジョーンズも主演女優賞にノミネートされていたけど、こちらは残念ながら獲れませんでした。初見だけどすごくチャーミングな女優さんなので、彼女目当てにこの映画を観ても損はしないかもしれない。

■というわけで20年前を反省し、粛々と『ホーキング、宇宙を語る』の読書を再開することにいたしました。

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