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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 [映画]

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『博士と彼女のセオリー』と同日の2015/3/14鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年23本目の洋画13本目。『博士と彼女のセオリー』もそうだし、その前に観た『アメリカン・スナイパー』『6才のボクが、大人になるまで。』と、最近観た洋画はなんか「アカデミー作品賞獲れなくて残念」シリーズになってる。

■観た動機はもちろんそれだけではなくて、第二次大戦中のドイツ軍の暗号解読という軍記的なところに興味があったのと、キーラ・ナイトレイが出てるとこかな。主演のベネディクト・カンバーバッチも凄いけど、この人何か、キアヌ・リーヴスに似てない?

■わたくしの乏しい表現力では限界があるので、以降かなりネタバレを含むということをあらかじめお断りしておきます。

■実話に基づいた話です。話は3時代を行き来しつつ進んいでいく。主軸は1939年、ナチスの侵攻に苦しんでいたイギリス軍は、ナチスの暗号機「エニグマ」を解読すべくチームを立ち上げる。その中のひとりに天才数学者・アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)が加わるところから話が始まる。それ以外は戦後のチューリングの現状と、チューリングの寄宿舎時代の思い出の話。

■他のチームメンバーの、クロスワードパズルを解くような人力での解読に限界を感じたチューリングは、物理的な演算装置での解読を思い立ち、上に働きかけ「チューリング・マシン(愛称:クリストファー)」と呼ばれる演算装置を作る。だがなかなか解読はうまく行かない。しかしあるヒントで「エニグマ」の解読に成功するが、それをそのまま作戦に反映するとナチスに暗号解読を看破され、別の暗号システムに乗り換えられることを悟り、チームは苦悩する。

■以上、なるべく細かい謎解きはぼかして書いたつもりですが、申し訳ありません。

■面白かったところその1。基本的に戦争で、自軍の兵士の死傷者ゼロというのはありえないのだなと改めて思い知らされた。もちろん、チューリングによって第二次大戦は長引かず、連合国・枢軸国とも死傷者が減ったという成果はあったのかも知れないが。

■その2。チューリングは同性愛者ということで淋しい晩年を送ることになるのだけど、欧州でも同性愛が犯罪だったのはそんなに昔でない過去だったというのに驚いた。日本は一時期を除いて違法だったことはないようだけど、特に中東・アフリカでは未だに法律で犯罪とされている国が多いそうだ。

■その3。「チューリング・マシン」の構築のあたりがコンピューターの起源を感じさせるし、この映画のエンドロールにはそう書かれている。実際はその当時パラレルで同じような研究がされていたので、そう断定はできないけど、ITに関わる人は観ると面白いと思う。ミステリ要素も多分にあるし。すいませんネタバレしといて。

■キーラ・ナイトレイについて書き損ねたけど、相変わらず良かったです。

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