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龍三と七人の子分たち [映画]

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『寄生獣 完結編』と同日の2015/4/25鑑賞@109シネマズ川崎。今年33本目の邦画16本目。

■北野武監督の映画は、全部じゃないけど割合観てる方かと思う。最近だと『アウトレイジ』『アウトレイジ ビヨンド』とかね。ただ「世界のキタノ」だけど本業がお笑い芸人なのに、笑いを意識した映画『みんな〜やってるか!』他の作品は正直ダダ滑りです。

■しかしこれは結構笑えるという前評判なので観てみた。とっくに現役を引退した70代のヤクザ、龍三(藤竜也)が、息子(勝村政信)を語るオレオレ詐欺に危うく引っかかりそうになったので、憤り昔の仲間の若頭のマサ(近藤正臣)や他の仲間に声掛けて、改めて組を結成してヤクザに復帰し、ヤクザではない(通称)「半グレ」の京浜連合(ヘッドは西:安田顕)に対抗する話。

■でも、これは一部の宣伝では「ジジイたちが世直しに立ち上がる」というリードがあるけど、全然違います。ジジイたちが好き勝手を貫き通すという話です。だってジジイたちは金が入れば正義なんてどうでもいいんだもの。

■オレの年齢では馴染みの役者さんが多い。昔はダンディで通した藤竜也、近藤正臣、そして中尾彬は死体になっても結構振り回される役で笑った。ま、品川徹や小野寺昭にも笑ったけどね。そして半グレヘッドの安田顕がすごくいいんだよね。もう有力俳優の域になりましたか。でも一番びっくりしたのが最近見てない下條アトム。ジジイヤクザ軍団と実年齢はそうそう変わらないのに妙に若く見える。あと、たけし映画の通例で女性はさほど出てこない。萬田久子くらいか。でも中尾彬の孫役で今『まれ』に出てる清水富美加が出てるのにも軽い驚き。

■ベタな下ネタを結構投入してたので笑えた。藤竜也は完パケを見て初めて、オナラ音が沢山挿入されてたのに気づいたらしい。笑えた映画だけど、今の高齢化社会を下の世代がロジカルに解釈するのには限界があるというメッセージにも思えた。そこまでたけし監督が考えてたかどうかは知らないけど。

■すいません。あえて「ビートたけし」と「北野武」の表現を混ぜました。

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