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アントマン [映画]

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■2015/9/19鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年65本目の洋画33本目。

■映画館で観た予告編が面白そうだったので単純に。あとから気づいたがこれもマーベル・スタジオの作品で、しかも『アベンジャーズ』サーガ(勝手に命名)に連なってくる作品らしい。詳しくは後述するけど、マーベル・スタジオのAKBもどき商法に軽く釣られる情けない50男とはわたくしです。

■窃盗で服役し刑務所を出たばかりのスコット・ラング(ポール・ラッド)は、別れた妻と一緒にいる愛娘のため、更生してまっとうに仕事をしようと思うが、前科があるので定職に就けない。そこで仕方なく刑務所で知り合ったルイスを始めとする3バカの誘いに乗っかり、リタイアした大富豪ハンク・ピム(マイケル・ダグラス)の屋敷に忍び込み金庫をこじ開けるが、そこにはあるはずの財宝はなく、怪しげなスーツがあるだけだった。

■試しにそのスーツを着てみたラングは、そのスーツを着ると自分のサイズをミクロ化できてしまうことに驚き、戻って返そうとするが警察に捕まる。すべてはピムの仕掛けで、拘置所から脱出させるのと交換条件で、ラングに「アントマン」となってあるミッションに就くように命じる。ピムの娘ホープ(エヴァンジェリン・リリー)は懐疑的だが。ピムの目的は元部下のダレン・クロス(コリー・ストール)が小型化技術を悪用して軍事兵器として使うのを阻止すること。そのためにアントマンに潜入を命じる。

■オレたち昭和世代の日本人が驚くような発想ではない。手塚治虫の名作漫画/アニメ『ミクロイドS』はミクロ化した人間の活躍が主だったし(蟻が敵なところは今作の逆だけど)、『ウルトラセブン』でも小型化して少女の体内に潜んでいる怪獣と戦うというエピソードがあったくらいだしね。すわハリウッドお馴染みのパクリか?とも思うが、別にらしい証拠もないのでそこはスルーしましょう。

■やっぱ上手だなと思うのは、ミクロ化すると日常生活のどんな環境が脅威になるのかとか、子供部屋がバトルの舞台になることの面白さ。加えて体のスケールを自在に変化させられることが結構な武器になるということを見せてくれる映像的なアイディアはさすがです。そしてラングのしょぼいヒーロー感がすごくいい。マイケル・ダグラスもいい味出してる。『アベンジャーズ』シリーズのようなマーベルの中核作品と比べると派手さはないけど、その分丁寧に作られている気がして好感が持てる作品。

■ところがどっこい、今作にも『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』に出ていたアベンジャーズのメンバー、ファルコンとキャプテン・アメリカ(こちらはエンドロール後の映像のみ)が出演しており、ちゃっかり『アベンジャーズ』サーガに組み込まれている模様。『アベンジャーズ』サーガの次回作『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』(『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の続編)にもアントマンは出るみたい。関係作品を全部見せてしまおうというマーベル・スタジオのAKBもどき商法、恐るべしでございます。噂では今後『スパイダーマン』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のメンバーも登場するらしい。超インフレ化した東映まんがまつりだよ、やれやれ。

■まったくの余談。現在(2015/09)の安保法案反対運動で活躍した(結果法案は通ってしまったが)SEALDsという学生団体、どこにも書かれてないけど、ネーミングはおそらく『アベンジャーズ』の「S.H.I.E.L.D.」から着想を得たのかと思う次第です。もちろん本来の英単語の意味「盾」をなぞったとも取れるけど。個人的な感想。

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