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マイ・インターン [映画]

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■『ファンタスティック・フォー』『図書館戦争 THE LAST MISSION』と同日、2015/10/12鑑賞@109シネマズ川崎。なるべく止めようと思う1日3本鑑賞をまたしてもやってしまった。今年74本目の洋画36本目。

■アン・ハサウェイのファンなのと、予告編を観て面白そうだと思ったのが動機。アン・ハサウェイの出世作『プラダを着た悪魔』の系統の映画ということだけど『プラダ〜』は残念ながら未見。ところでこの映画、アン・ハサウェイがメインの宣伝のように見えるが(日本国内だけ?)主演はクレジットにも明記されている通りロバート・デ・ニーロです。この辺の映画を観る観客層の女性には、老人のデ・ニーロよりアン・ハサウェイのほうが受けがいいということですねそうですね。たぶん現在日本の連ドラの視聴者層よりはだいぶ若そうだ。ちなみにこの映画、実はその前の10/10に門前仲町で先輩と飲む約束があったのだけど、その前にTOHOシネマズ日本橋でこの映画を観ておこうと思ったら、上映1時間前なのに満員でフラれた。満員アウトは久しぶり。日本橋あたりにその辺の女性客層が多いのかどうかは知らないけど、確かに川崎でも女性客比率は高くて満員にも近く、定年後に廉価で映画を観たいという人たちは多くなかったような。実はその辺の方々に観て欲しかった映画なのでありますが。

■ちょっとだけ邦題にツッコミを入れときますが、原題は『The Intern』。これを『マイ・インターン』に変えたのは悪くはないけど、もしや20年位前の映画『ザ・インターネット』(原題は『The Net』)の悪評が脳裏に浮かんだのではあるまいな。「なんで次の単語の最初が母音なのに『ジ』なんだよ!」という結構なツッコミ。まあ配給側は「日本人には『ジ』というのが馴染みづらい」とかの理由でお茶を濁していたかと思うけど。この論で行くと今作も『ジ・インターン』にならざるを得なかったはず。そこを巧妙に回避したという点ではグッジョブかも知れません。

■新興のファッション通販サイトのCEOジュールズ(アン・ハサウェイ)は、家族を持ちながらアイディア勝負で会社を大きくした。夫のマット(アンダーズ・ホーム)はジュールズを支えるために自ら専業主夫になる。そこに、会社のパブリックイメージを上げるために(日本でもよくあるな)スタッフが募集した「シニア・インターン」に、電話帳印刷会社(こんな会社本当にあるんですか?)に長年勤めていて定年退職し、妻を亡くし寡夫のベン(ロバート・デ・ニーロ)が応募してきて、ジュールズ専属のインターンとして採用される。

■そこから先は、ベンが長年培ったスキルでスタッフに溶け込み、ひいてはジュールズのオーバーワークを考えたスタッフからの外部からのCEO要請の話とか、実はこっそり浮気していた夫への対処の話とかの、まあ八面六臂の活躍の話です。若干ネタバレで申し訳ないけど。

■こんなに品が良くてチャーミングなデ・ニーロは久々に観た気がする。最近はなんだかんだで映画出演が多いデ・ニーロ御大です。オレが観た映画だけでも検索したら多いですね。『ニューイヤーズ・イブ』『マラヴィータ』、あと、『世界にひとつのプレイブック』とかね。ジェントルで髭を剃ったデ・ニーロを観るのは久々な気もする。観客の皆様はアウトローのデ・ニーロとイカス老人のデ・ニーロのどちらが好みか分かりませんけど。

■ま、楽しい映画です。恐らく来た観客の期待値はほぼ満たしているのではないかと推察。でもまあ、「ブランド」の維持が映画の一つのネタでもあるのですが、ファッション業界のことはおっさんでよく分かりませんのでパスさせていただきます。ただ舞台のネット通販サイトの現場で、クリエイティブな現場のPCは全部アップルで、顧客対応のPCはデル。これは何だか面白いと思ってしまったゲスなわたくしです。

■でも、具体性が何もない「一億総活躍社会」なんてフレーズを掲げるどこぞの国の総理大臣に、こういう具体案を示してくれと思う、統計では老人エリアに入ったわたくしです。

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