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ボクは坊さん。 [映画]

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『ギャラクシー街道』と同日、2015/10/24鑑賞@TOHOシネマズららぽーと横浜。今年78本目の邦画41本目。愛媛県今治市にある、四国八十八ヶ所霊場の第57番札所・永福寺のご住職、白川密成さんのエッセイを基に作られた映画だというので興味があった。

■自分の故郷界隈が舞台になる映画なんてそうそうない。ま、ご当地朝ドラに興奮する地元民というところかな。でも正直言うと、永福寺の所在地はいわゆる「平成の大合併」の前、つまりオレが暮らしていた頃は隣町の「越智郡玉川町」だったので、しょっちゅう行っていた訳ではない。高校生当時ですら山なので坂がキツく自転車(当時の唯一の交通手段)では辛かったので、母校のボート部艇庫兼研修所みたいなところに数回行ったきりくらいです。

■今治市をあまりご存じない方々には無駄な文章で申し訳ありませんでした。高野山大学(仏教系で超有名な大学)を卒業した白方進(伊藤淳史)は、せっかく僧侶になる資格を得たのに、実家に戻りはしたが地元の書店(「明屋書店」:これ地元民には笑えるんですが)で働いている。時折高校の同級生、越智京子(山本美月)や桧垣真治(溝端淳平)とつるんでいる。本題には関係ないけど、苗字が越智とか桧垣とか超あるあるだ。が、住職の祖父・瑞円(品川徹)の突然の死に伴い、進は光円と改名し住職を継ぐ決意をする。

■それに、若い光円が檀家の長老・新居田(イッセー尾形)との関係や、同級生たちとの関係、さらに大学の同期の栗本(濱田岳)、峰岸(渡辺大知)とのやり取りの中で奮闘して少しずつ成長していくというのがおおまかな筋。渡辺大知くん、朝ドラ『まれ』にも出てましたね。喋らない同級生の役で。

■表現の中の「お寺あるある」的なTipsのところは、白川密成さんの原作に基づいていると思うのだけど、それ以外のヒロイン(なのか?)の山本美月のエピソードとかは結構ヘヴィだったりして、この辺は実話ベースかどうかは分からない。

■うちの実家は父母系ともにクリスチャン(プロテスタント)なので、檀家になっている寺もなく、寺の中身自体にはあまり馴染みがない。そりゃ八十八ヶ所なんで、至る所に寺は建っていたし、特に成人してからはお寺でのお葬式には幾度となく出た。でもまあ、母方の祖父(とっくに故人)は昔牧師をやっていたりとかもあって、宗教色の強い家の雰囲気は何となく分かる。

■舞台はほぼ旧玉川町なので、ウチの実家の平地あたりの情景は、ほぼ使われてなかったのがちょっと残念だけど。それでも山の境内から見える、地元民はなぜ今治にこんな高層ホテルがあるのかあまり納得していない「今治国際ホテル」の風景や、田んぼばっかりとかやっぱり懐かしいな、っていうかよく帰ってるけどね。

■地元民にしかわからない話が多くて申し訳ありません。映画自体、今作の真壁幸紀監督は初監督作で、伊藤淳史と同い年らしいけど、結構イイ感じだと思います。次回作も観てみます。ってどんだけ上から目線や。

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