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コードネーム U.N.C.L.E. [映画]

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■2015/11/14鑑賞@チネチッタ。今年87本目の洋画41本目。予告編が凄く面白そうだったので。

■1963年(オレの生まれた年だ)の東ベルリンから話は始まる。CIAのエージェント、ナポレオン・ソロ(ヘンリー・カビル)が、自動車修理工・ギャビー(アリシア・ヴィキャンデル)の行方不明の核科学者の父を探し核兵器技術の拡散を防ぐために、仇敵のKGBのエージェント、イリヤ・クリヤキン(アーミー・ハマー)と嫌々組まされてギャビーの父の奪還に動く話。

■「ナポレオン・ソロ」という名前になぜか聞き覚えがあったのだけど、この映画、60年代のアメリカのTVドラマシリーズ『0011ナポレオン・ソロ』(邦題)のリメイクなんですね。日本でも放送があったらしいのだけどそれも60年代らしいので、当時小学生にもなってないオレは当然記憶にない。でもタイトルだけはどこかで見たことがあると思うので、そのせいだったのか。

■ヘンリー・カビルは『マン・オブ・スティール』での一番新しいスーパーマンだし(次回作『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』も続投)、アーミー・ハマーは『ローン・レンジャー』の主演、ローン・レンジャーなので、ヒーローのタッグと言っていいかも。ヒロインのアリシア・ヴィキャンデルは初見だけど、何とも魅力的な女優さんだ。

■スパイ映画なので以降のあらすじは書きませんが、話は東西ベルリンからイタリアに展開していく。しかしこの映画、とにかく映像がスタイリッシュ。登場人物たちの60年代を再現した衣装とか、車とか建物とか。この時代はこんなにオシャレだったのかと。もちろんそれだけではなくて、基本的にガイ・リッチー監督のテンポのいい演出が凄いのだと思う。

■それに負けず劣らずなのが劇伴。のっけのメインテーマ(?)からいきなりカッコいいし、60年代当時に流行っていた楽曲の挟み方が素晴らしい。ただ、とあるシーンで、ヒロシのテーマ、じゃなくて、ペピーノ・ガリアルディ『ガラスの部屋』が流れたところでは苦笑してしまった。そんな反応するのは日本人だけだろうが。

■ナポレオン・ソロは有能で手先が器用なのに女好きで、イリヤは身体能力的にはソロを上回っているのに、精神状態が不安定でやたら短気というスパイらしからぬところが絶妙なコンビネーション。

『ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション』『キングスマン』と、今年公開のスパイ映画は当たりが多いような気もするが、その中でもこの映画は一番のお勧めです。何観ようか迷ってる人はぜひ。

■ただ、60年代の映像はスタイリッシュなのだけど、「オレが生まれた年って、こんなに昔だっけ?」と複雑な気持ちになってしまうのも本当。当たり前だ、半世紀前なんだから。

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ここなつ

こんにちは。TBのお返しをして下さりありがとうございました。
私もこの作品、お勧め作品だと思います。
しかし、1960年代っていうと、戦後15年…なので、やはり途方も無い(と現代っ子には思われる)昔か?!という嘆息はさておき、こういう古い時代の設定だからして、ソロもクリヤキンも役柄ぴったりの役者さんで生き生きと活躍することができたのでしょうね。
by ここなつ (2015-11-26 12:29) 

sochi

ここなつさん、コメントありがとうございます。
ブログもときどき拝見させていただいてます。
by sochi (2015-11-26 23:02) 

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