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彼は秘密の女ともだち [映画]

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■2015/12/20鑑賞@キネカ大森。名画座2本立て料金で観た。観逃していた映画も少し待てば名画座で観られるのはありがたい。今年97本目の洋画48本目。

■奇しくもあまり観ないフランス映画。予告編を観て気になっていたので観ることにしたのだが。今作のフランソワ・オゾン監督の作品はもちろん未見だし、キャストも知らない人ばかり。クレール(アナイス・ドゥムースティエ)は幼い頃からの親友・ローラ(イジルド・ル・ベスコ)を病で喪う。葬儀の場でローラの夫ダビッド(ロマン・デュリス)と娘・リュシーを守ると宣言したクレールは、ダビッドの女装に遭遇する。ダビッドはローラを喪った喪失感から、昔からあった女装癖が復活したと言うのだけど。

■テーマとしてはいわゆるLGBTの人を扱った映画です。同性を好きになる人の気持ちは多少なりとも想像できるし、女装癖はありだろうなとは思うけど実際の映像で見せられるとちょっと。LGBTの方々の立場に同感できる想像力がオレに欠如しているのは自覚してたけど、やっぱり男の女装で生まれる快感というのはまったく理解できないんですよ。映画自体もシリアスなのかコメディなのか、どっちつかずの感じで進んでいく。そういうテイストの映画が悪いという訳ではないけど、途中から娘・リュシーの存在がほぼ放っとかれる展開なのもどうかなと。

■なので、巡り合わせの悪い映画に遭遇してしまったという感じでしょうか。でも、同感はできないけど、LGBTの方々が権利を求めることには全然同意です。ポジショントークじゃないですよ。


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