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クリード チャンプを継ぐ男 [映画]

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■2015/12/26鑑賞@チネチッタ。今年99本目の洋画50本目。かなりネタバレありなので、気になる方はパスしてください。

■我々の世代なら誰もが知っている『ロッキー』シリーズの新作。主役が異なるのでスピンオフという見方もあるようだけど、映画の中での設定は知らないが、現時点で実年齢69歳のスタローンがボクシング映画の主人公だとやっぱおかしいだろ。だいたい前作『ロッキー・ザ・ファイナル』での設定すら結構無理があったし。ここは素直に続編と考えていいのでは。

■で、原題は『CREED』だけなのにまた余計なサブタイトルがついててあーあ、とも思うが、中高年層ならともかく、若い人は『ロッキー』は知っててもライバルのフルネームが「アポロ・クリード」なんてことはほぼ知らないと思われるので仕方がないか。

■アポロが愛人に生ませた子供アドニス・ジョンソン(マイケル・B・ジョーダン)は、生まれた時にはすでに父アポロはソ連のボクサーとのエキシビション・マッチで亡くなっていた。その後アポロの妻メアリー(フィリシア・ラシャド)に引き取られ、普通の社会人になるがボクシングへの情熱が消せないでいた。アポロを育てたジムに入門を願い出るが拒否され、職を辞してフィラデルフィアに向かい、かつての父のライバルであり盟友、ロッキー・バルボア(スタローン)に弟子入りを願い出る。当初拒否していたロッキーだが、アドニスの中の熱意を見出しトレーナーになる。

■プロ初戦を快勝したアドニスに世界タイトルマッチの話が舞い込む。現在のWBCライトヘビー級世界王者のリッキー(アンソニー・ベリュー)は無敗のチャンプだが、犯罪を犯しており近々収監される予定。プロモーターの思惑でリッキーとアドニスのタイトルマッチが組まれることになる。

■正直ネタバレしすぎて大変申し訳ございません。さすがに結末までは書きませんが、ずっと『ロッキー』シリーズを観てきた方には、「ああ、こういう結末か」てな感じになってると思います。

■プロ2戦目(その前にメキシコで15戦15勝はしてるけど)で世界王者に挑戦とか、いにしえのSFボクシング漫画『リングにかけろ』もびっくりの展開だし、話の展開はところどころアレ?というところもあるのだけど。昔からのシリーズの新作が出たところは素直に喜びたい。1作目の、生卵をビールジョッキにたくさん入れて飲むとか、フィラデルフィア美術館前の広場まで、ロッキーがランニングしていたところ多数の住民がついてきて歓喜の声をあげる、というシーンはさすがになかったけど、主人公はロッキーじゃなくてアドニスなんでそれでもいいと思う。あのメインテーマは流れてたし。

『スター・ウォーズ フォースの覚醒』と同じく、昔から慣れ親しんでいたシリーズの新作には正しい判断を下せないという前提で言ってますが、面白かった。ただ、「『ロッキー』シリーズ歴代のオープニング興収新記録!」って宣伝文句には、ホントかなあと疑ってしまう。確かに1作目は無名の俳優の主演作であるにも関わらずアカデミー作品賞を獲ったので、前評判はそうでもなかったのかも。でもなんか、納得できない。

■いろいろネタバレして申し訳ございません。

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ここなつ

こんにちは。TBをありがとうございました。
「熱烈なファン」でなくても十分面白く、グッとくる作品でした。
我が家ではツレが「ロッキーシリーズ」の大ファンなのですが、この作品は未見らしいのです。勿体ないなぁ、と思います。ファンから是非モノだと思います。
by ここなつ (2016-01-06 19:43) 

sochi

ここなつさん、ツレの方にもお勧めください。私らの世代は遺伝子にロッキーがインプリントされてます(笑)。
by sochi (2016-01-09 01:38) 

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