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蜜のあわれ [映画]

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■2016/4/03鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年40本目の邦画16本目。昨年末に「来年は映画の数をセーブしよう」と思った割にかなり観すぎだ。このままでは年間160本ペースになってしまう。ま、なるようになるか。

■二階堂ふみ出演映画全制覇、という目標を掲げている訳ではないが結果的にそうなっている現状。目が離せない女優さんであることは確かなのだけど。昭和の文豪、室生犀星の同名小説が原作。正確には小説のほうは旧仮名遣いの『蜜のあはれ』なんですが。未読です。ただ、金沢に旅する毎に(都合4回)、金沢出身の室生犀星を想起するところはある。市内を流れる「犀川」から室生犀星が筆名を取ったところもあるしね。

■監督は石井岳龍、と言ってもピンと来ない人が多いと思うけど、旧名石井聰互。『逆噴射家族』とかの人ですね。老作家(大杉漣)が金魚売り(永瀬正敏)から買った金魚が、なぜか人間体・赤子(二階堂ふみ)になり、老作家と濃密な関係を紡ぐようになる。そこへ昔死んだはずの女・ゆり子(真木よう子)が幽霊となって現れたり、昔自死した友人の作家・芥川龍之介(高良健吾)の幻影が老作家を悩ませる。

■またまた二階堂ふみがエロい役です。濃密なシーンや丸出しのお尻とか、よくもR15+やPG12にならなかったもんだと。ありえない話ですが小学生の子供連れの観客がいたとして、「ママ、あれはどういう意味?」と聞かれたらママ凍結必至です。映倫は単に二階堂ふみが乳首を出していないという観点で判定したと思うのですが、その判定自体もうおかしいのかな。規制を撤廃するか、もしくはR18とそれ以外として区切りを変えてもいいのかと思ってしまった。

■二階堂ふみは小悪魔的な雰囲気とグラマーなスタイルのせいか、最近この手の役が多い。TVの『ぐるナイ』で、お笑い好きでボケている二階堂ふみからは想像できない人も多いだろう。そろそろエロ役以外の二階堂ふみも観たい気がするのだけど、次回公開作の『オオカミ少女と黒王子』では普通な女子高生の役らしい。監督がエロもこなしながら漫画の映画化も得意なベテラン、廣木隆一監督なので観ようかなと思う。

■正直、映画としては、石井監督にしては割合凡庸なのであまりお薦めしません。ただ、高良健吾演じる芥川龍之介があまりににハマりすぎてびっくりした。他の企画でいいので、高良健吾主演の芥川龍之介の映画をぜひ作って欲しいな。

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