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テラフォーマーズ [映画]

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■2016/4/29鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年52本目の邦画21本目。

■三池崇史監督の作品は二分される。「バカ映画」か「真面目な映画」。前者は『ゼブラーマン』『愛と誠』『悪の教典』『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』『神さまの言うとおり』などなど。後者は『十三人の刺客』『藁の楯』『風に立つライオン』とかね。現役の監督では作品量が最大級なので、ほんのちょっとしかカバーできてないが、なぜかほぼ「バカ映画」ばかり観ているわたくし。今作も予告編を観るや思い切り「バカ映画」ぽかったので観ることにした。

■26世紀の地球。人口膨張に耐えかね人類は火星を居住地とすべく、コケとゴキブリを火星に放ち人間が生活できる環境を整えるが、世界に先駆けていろいろクセのある15人の日本人が駆除のため火星に送られる。彼らを待ち受けていたのは人間形に異常進化したゴキブリ、通称「テラフォーマーズ」だった。しかし日本人たちはそれに対抗すべく、各々に昆虫の遺伝子が埋め込まれ、戦闘形態で特殊能力を発揮できるようになっていた。

■いかにも漫画的な話なんだけど、原作はもちろん「ヤングジャンプ」連載中の同名漫画。はい未読です。しかしこの映画のバカチープ感すごい。出だしはもろに『ブレードランナー』のオマージュというよりパクリだし。そしてハリウッドより1桁、ヘタしたら2桁予算が足りないすごくチープなCGがなんか楽しい。伊藤英明、武井咲、山田孝之、山P、小栗旬、小池栄子、篠田麻里子などの俳優陣の漫画的な演技もまあわざとなんだろうな。

■ただし、原作が連載中という理由もあるのだろうけど、脚本がいつもの三池作品と比べてあまりスカッとしてないのがちと残念。予算がなくても割り切った楽しいバカSFにもできたはずで、その辺がちょっと惜しいです。お時間のある方はどうぞ、って感じ。

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