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マイケル・ムーアの世界侵略のススメ [映画]

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■最近いろいろと滞ってて映画の感想のアップが遅れている。ごく一部の方には期待して頂いてるようだけど、大部分の方はそうでもないと思うので、基本的にマイペースでやっております。2016/5/28鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年66本目の洋画36本目。

■マイケル・ムーア監督がどの程度日本でメジャーなのかはよく分からない。ただ、ハリセンボンの近藤春菜が「マイケル・ムーアじゃねーよ!」(似てる)とネタで使ってるのはあるけど、ドキュメンタリー系の監督だし、映画にあまり興味のない人にはピンと来ないのではないかなとも。そのネタ由来で、宣伝キャラクターとしてハリセンボンが使われてるけど、そこにインフルエンスがあるのかどうかは疑問。

■マイケル・ムーア監督の映画を劇場で観るのは久しぶり。以前このブログで書いたような気はするが、当時の同僚の某嬢と、定時後速攻で抜けだして休止前の「恵比寿ガーデンシネマ」で『ボウリング・フォー・コロンバイン』を観た。当時の勤務先は六本木だったので、恵比寿まで地下鉄で二駅だったのも幸いしたんだけど。すごく刺激を貰いました。

■今作はアメリカの軍事力行使に限界を感じたムーア監督が、国防省に呼ばれ武力以外の方法で世界征服を提案するが、主に欧米圏の諸外国で「アメリカの常識は世界の非常識」というのを知る話。小学校の給食がフルコースだったり、シエスタ取り放題だったり、麻薬使用が刑罰でなかったり、豪華過ぎる刑務所だったりとか。

■面白い話なんだけど、まずアジアについては全く触れられていないし、現在国際社会で問題になっている欧米圏とイスラム社会の価値観の違いから起きている紛争には、限定的にしか触れられていない。もちろん一本の映画に万能感を求める事自体が間違いなんだけど、そのへんは若干物足りなさは残った。でも映画としては結構いい。

■ムーア監督の力量もさることながら、過去の映像を効果的に引用するところが相変わらずいい。エンドロールを観てたら「アーカイブ・ディレクター」という役割の方がいらっしゃるようで。名前失念したけど。

■今後も注目していきたいと思います。あと、日本のドキュメンタリー監督というと、想田和弘さんという方がいらっしゃる。何本か拝見したけど『演劇1・演劇2』や『選挙』は素晴らしかった。自らの作品を「観察映画」と呼び、ご自分のスタンスはあまり出さないようにしているよう。でも、ネット(ツイッターやブログ)では現政権を強烈に批判している。だったらそれを映画にしてよ、というのはわたくしのワガママなんでしょうか。

■脱線申し訳ございません。

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