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デッドプール [映画]

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■2016/6/1の公開時(ファーストデイ)にレイトショーで鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年68本目の洋画37本目。

■この映画、マーベル・コミックの『X-MEN』シリーズに出てくる脇役の「デッドプール」が主役の映画とのことですが、アメコミの映画化大好きなわたくしにしては珍しく『X-MEN』シリーズは全く観ておりません。なので、わたくしの中ではヒュー・ジャックマンは「ウルヴァリン」ではなく、あくまで『レ・ミゼラブル』の「ジャン・バルジャン」であります。何だこの軍人調。という訳で事前知識なし。

■同じマーベルですが『X-MEN』シリーズの配給は20世紀フォックス、最新作『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を始めとする、世界観を共有する「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズの配給はディズニーと会社が違ってるので、「マーベル・シネマティック・ユニバース」にデッドプールが登場するのは今のところないはずです。先は分かんないけどね。

■ウェイド(ライアン・レイノルズ)は元傭兵で揉め事を処理する便利屋。ある時ウェイドは娼婦ヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)と知り合い恋に落ちるが、その後末期ガンと診断される。それを治癒する方法があると知らされたウェイドは、フランシス(エド・スクライン)という男のラボで治療を受けるが、実は人間兵器への改造手術で、そして兵器として売られるということに気づき反逆し脱走する。不死身の「デッドプール」と化したウェイドはフランシスへの復讐を試みるが、事前に察知したフランシスにヴァネッサを拉致される。

■大変なネタバレ申し訳ございません。アクションも凄いけど、ウェイドの軽口と下ネタ全開の映画でございます。なのでネイティブではない我々日本人には理解しきれないジョークも多く、一説によると吹替で観たほうがいいかもという話も。

■面白いんだけど、前述のアメリカン下ネタジョークが日本人にはそんなに受け入れられないだろうと言うことと、あと、最初に中盤のクライマックスを持ってきてその後過去に遡る脚本構成が、バカ映画を狙うにはちと適切ではなかったかなと。そこが一番残念かな。あと、日本の興行宣伝側の問題だけど、デッドプールの一人称が「俺ちゃん」ってどうよ。俺を含めた一人称としては「俺っち」「俺ら」とかはあるけど、わざわざ新しい一人称を造語するほどの話かね。全部「俺ちゃん」って字幕ではないけど、他の「俺」も、音声を確認してもすべて「I」なんだけどね。これは勇み足過ぎです。

■でもまあ、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の数分の一の制作費で興収は肩を並べそうというのは面白い。メジャーレーベルでもいろいろ内部の争いはあるということですね。楽しい。

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non_0101

まだ書けていませんが、私も6/1に観て来ました!
スパイダーマンはソニーからディズニーへ変わるので登場したのでしょうね、きっと。
正直、心から楽しめる作品では無かったですけど(笑)、映画ネタには笑いました。
ここまで自由なヒーローキャラクターというのも面白かったです☆

by non_0101 (2016-06-12 23:36) 

sochi

non_0101さん、コメントありがとうございます。
主人公がフィクションの中にいることを自覚してたり、いろいろおもしろい試みがありましたね。
by sochi (2016-06-13 22:49) 

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