SSブログ

マネーモンスター [映画]

5c5309919cff719d (1).jpg

■2016/6/12鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年73本目の洋画40本目。ジョディ・フォスター出演の映画は結構観ているが、よく考えたら監督作は初めてかも知れない。予告編でスピード感溢れてそうな話だと思ったし、最近の映画には珍しく上映時間が100分切りの99分なので観てみようかなと。

■主演はジョージ・クルーニー。実際は知らないけど、映画では女にだらしない軽薄なバカハンサムの役が多いという印象だが、今回の財テクバラエティ番組「マネーモンスター」のMC・ゲイツの役もまたもその通り。ディレクターのパティ(ジュリア・ロバーツ)のもと、ヒット番組になっていた。

■もう10年くらいアメリカには行ってないので、今のアメリカで実際にこういう番組があるかどうかは存じ上げません。日本でも経済情報番組はあるけど、バラエティ寄りの番組はあまりないだろう。特定の株やFPに投資を勧めるようなやつ。リスクを恐れる現在の日本のTV業界ではそもそも成り立たないような気もするが。

■人気番組なので気楽にMCを廻していたゲイツだが、ある時投資会社「アイビス社」を紹介した情報で視聴者が大損失をした。アイビス社は「投資プログラムのアルゴリズムのバグ」といいゲイツやスタッフもそれを信じたが、母の遺産をすべて投資してパアになった若い男・カイル(ジャック・オコンネル)が銃と爆薬を持って放送局「FNN」のスタジオに乗り込み、ゲイツを人質にとりジャックする。当初はただ怯えていたゲイツだが、パティの助言のもと、バグではなく他に真実が残されているのではないかと、カイルと微妙な同盟関係を組み、行方不明のアイビス社のCEOの動向などを調べ始める。

■まあかなり無理筋の脚本です。ゲイツやパティのいる「FNN」なるテレビ局(フジテレビか!)のセキュリティがどんだけ甘くてスタッフはどんだけバカなんだ!とツッコミどころは山のようにある。これはオレだけかもしれないが、アルゴリズムで勝手に投資をしてくれるプログラムは、作れはするだろうけど一般が使えるようになっているのかとか。推測だけどおそらくワンアディディアで突っ走った脚本なのかとも思い、その分上映時間も短いのかもと。

■でも面白いんです。スピード感があり飽きさせないし、人質となったゲイツとカイルの力関係が微妙に動いていくのは丁寧に描写されているし、穴は多いけど娯楽映画としては合格点かなと。敵役の投資会社の中の人間関係の動きも面白いし。

■結末がちょっとビターなのは残念だったけど、観て損はないかと思います。

nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(5) 
共通テーマ:映画

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 5

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。