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クリーピー 偽りの隣人 [映画]

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■2016/6/18鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年74本目の邦画34本目。

■前回のブログアップ(6/15)から結構間が空いてしまったのには言い訳があります。いろいろ忙しかったのと、6月末から入院してたので。右膝の調子がおかしかったのですが、診察を受けたところ即入院となってしまったのでPCも病室に持ち込めませんでした。入院時はヒマ過ぎたんですがね。ブログの更新はスマホではできない旧人類なので大変申し訳ございません。ま、どのみち相部屋のお元気な87歳のおじいさんに延々話しかけられていたのでPCを持ち込んでても同じ結果になった気もします。数少ない読者の方々には申し訳ございませんでした。この映画は当然入院前に観たものです。

■閑話休題。主演の西島秀俊・助演の香川照之の組み合わせはあまりに多い。ドラマ『ダブル・フェイス』『流星ワゴン』、ドラマと映画の『MOZU』とかね。一世を風靡するジャニタレとアイドル女優の共演ならともかく、男優同士でこれはなんかすごく変。まあ、TBSとWOWOWだけの話ではあるのだけど。なのでちと食傷気味だったのだけど、観てみた。

■数年前の事件で刑事を辞めて大学教授に転じた犯罪心理学者・高倉(西島秀俊)は、妻・康子(竹内結子)とともに郊外の一軒家に引っ越すが、隣人の西野(香川照之)の奇怪な行動に疑いを抱く。元の部下、野上(東出昌大)に高倉は日野市の一家失踪事件への協力を依頼されるが、探っていくうちに西野との妙な符号の一致が浮かび上がってきた。気が付かないうちに高倉は西野の罠に嵌っていく。

■ミステリなので以降は書きませんが、ちょっと最近『ヒメアノ~ル』とかのシリアルキラーものにうんざりはしていた訳です。しかしこの映画の描写は映像描写がすごく、かつ徹底的にドライで、結末も含め何だか納得されられるものではありました。役者としてはベテランの人ばっかりなので特に新しい感想はなかったけど、西野の「娘」澪(藤野涼子)は『ソロモンの偽証』以来久々に観た。でもこれは、トチ狂ったかなり難しい役なので、ああ松竹はこの女優さんを真剣に育ててるんだなと思った次第です。怖いものが嫌いな方以外には結構お薦めです。しかし終映間近で何言ってんだか。

■黒沢清監督の映画は別に好みでもないが、前作『岸辺の旅』はたまたま観たので連続鑑賞ということになる。オレの好みはともかくとして、映画賞を結構受賞してたりとかでメジャーな監督の一人と思っていた。しかし、オリジナル脚本でずっとやってたのだが4年間くらい仕事がない時期があって、その後原作物を手がけたらオファーが入るようになったと。『岸辺の旅』も『クリーピー』も原作小説があっての話です。これはどう考えればいいのかな。原作ありきに拘る現在の日本映画の制作陣と、映画オリジナルの脚本家を育成することを怠ってきた、同じく日本映画界の問題かなとも。ちとディザスターな気持ちになりました。

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サンフランシスコ人

10/21からサンフランシスコのメキシコ街の映画館で上映...

http://www.roxie.com/ai1ec_event/creepy/?instance_id=14970
by サンフランシスコ人 (2016-10-07 01:41) 

sochi

>サンフランシスコ人さん、

それはいいですね。何でかはよく分かりませんが。
シスコは1回しか行ったことがないのですがいい印象です。
by sochi (2016-10-17 03:20) 

サンフランシスコ人

数年前、黒沢清監督をサンフランシスコの金融街の歩道で見かけました....
by サンフランシスコ人 (2016-10-20 01:50) 

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