SSブログ

ある天文学者の恋文 [映画]

6b13ad4fb8306184 (1).jpg

■2016/9/24鑑賞@チネチッタ。今年103本目の洋画54本目。

■これは、時折行く「TOHOシネマズららぽーと横浜」での予告編が面白そうだったので観ることにした。でも実際は近くでやってたのでチネチッタで。

■監督はジュぜッペ・トルナトーレ。『ニュー・シネマ・パラダイス』とか『鑑定士と顔のない依頼人』の監督さんです。そして劇伴が御大、エンリオ・モリオーネ。これは何かズルいよな。

■老境の天文学者の大学教授・エド(ジェレミー・アイアンズ)には、学生でありながらバイトでスタントをやっているエイミー(オルガ・キュレリンコ)という恋人がいた。エドには家庭があるので、まあ不倫である。エドは著名なので多忙な上、エイミーが在籍している大学では客員教授的な感じで本籍はエディンバラなのでなかなか会えないが、チャットやメールのやり取りやビデオレターでコミュニケーションを取っていた。

■エイミーはある時大学で別の教員からエドの訃報を聞くが、メールやビデオレターは相変わらず図ったタイミングで届き続ける。エドの死を確認したエイミーは、謎を解こうと思い、エドの住居・エディンバラを訪れる。

■メールやビデオレターのトリックは、ITの知識を多少持っている人ならば割合簡単に解ける。でもこの映画は映像美とモリオーネの劇伴、そしてオルガ・キュリレンコの演技でかなり魅力的な作品になってしまった。オルガと言えば『007/慰めの報酬』のボンドガールだったりするのだけど、別に好きなタイプの女優さんではない。けどこの映画に限っては絶賛。思い悩む姿とかが非常にいいです。

■そして死んでしまった恋人からメッセージが届き続けるのは、エドが天文学者ということもあって、遠い恒星から発された光が地球に届く時は放たれてから何万年も後、に例えている訳で恥ずかしくなるくらいロマンティックでもある。

■結構日本人受けしそうな話なので、日本版でリメイクして欲しいところ。エイミーの通う大学を東京にして、エドの本拠地を長野とか仙台とかにして。ま、この映画は日本では小規模公開なのでちと難しいかとは思うけど。

■割合好きな映画です。ただ、原題の『Correspondence』(通信、などの意味)が何でこんな邦題になるのか。日本の配給会社は観客をバカにし過ぎてると思う。邦題で媚びへつらっても、この手の映画を観に来る層は限られてるんだから。

nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:映画

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 1

ハドソン川の奇跡SCOOP! ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。