土竜の唄 香港狂騒曲 [映画]
■2016/12/23鑑賞@TOHOシネマズ新宿。今年133本目の邦画67本目。高橋のぼるの漫画を原作にした2014年のヒット映画、『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』の続編で、監督:三池崇史☓脚本:宮藤官九郎☓主演:生田斗真と同じスタッフ。
■玲二(生田斗真)は前作で想いを寄せた女子警官・純奈(仲里依紗)を相手に童貞を卒業することはできたが、肝心の潜入先の数奇矢会組長・轟周宝(岩城滉一)の犯罪の証拠はつかめていない。だが兄弟のクレイジーパピヨンこと日浦(堤真一)が組の直参になり、接近のチャンスができて、玲二は轟周宝とその娘・迦蓮(やかましいが処女:本田翼)のボディーガードになるが、破門された元組員・モモンガ(古田新太)が中国マフィア・仙骨竜と結託して迦蓮を誘拐する。そこに警察とヤクザの癒着を憎むキャリア警察官・兜(瑛太)が現れてややこしいことに。そして舞台は香港へ。
■まじめにあらすじを書いてはみたが、前作同様基本バカバカしい。そしてクドカンの小ネタは例によって炸裂しているのだが、本来ふざけた映画ではテンポの良さが身上のはずの三池崇史監督なのに、ちょっとテンポがまだるっこしい。古田新太の怪演や、仙骨竜のヒットマンの菜々緒がエロくて非常にアクションもキレてるとか、小ネタで玲二の股間がアレになると小学生が登場してリコーダーを吹き、感度によって音量が大きくなるとかのくだらないネタには大爆笑なんだけど、映画のバランスとしてはちょっと。
■でもまあ、たぶん続編もできるんだろうし、そしたらまた観るかもしれないなという程度。強くお薦めはしません。
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