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エノケソ一代記@世田谷パブリックシアター [舞台]

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■2016/12/24鑑賞。少ないことに今年は『働く女』以来の舞台2本目(で終わり)。しかも三谷幸喜の舞台は『紫式部ダイアリー』以来2年ぶりだ。昨年も2本しか観てなかったので当たり前だけど。

■昨年のクソ映画『ギャラクシー街道』以降オレの中では三谷幸喜の評価はかなり下がっていたのだけど、今年の大河ドラマ『真田丸』で再浮上。これは別にブログに書きたい(書けないかも知れないけど)。大河にかかりきっていた昨年ー今年からの最初の舞台ということで興味はあった。

■昭和の喜劇王・エノケンこと榎本健一の名前は知っているが、全盛期はオレが生まれる前の頃で、オレが物心ついた時は晩年で、ほどなくして亡くなられたのであまり印象は強くない。その全盛期に全国各地でエノケンの偽物が多数現れた、というのは実際にあった話らしい。テレビもあまり普及しておらずネットもなかった時代でこそできたことだと思う。その偽物の中のひとり、エノケソ(市川猿之助)とその妻(吉田羊)の話。

■歌舞伎役者で現代劇をやって下手な人はまず観たことがないのだが、市川猿之助もさすがに素晴らしい。吉田羊の舞台も初めて観たのだけど、演技もいいし恐ろしいことに歌も大変お上手。脇を固める浅野和之、春海四方もいいし、一人何役も演じ分ける山中崇の力量にも驚いた。バイプレーヤーとして『深夜食堂』などで活躍していて、現在再放送中の朝ドラ『ごちそうさん』にも売れない作家の役でも出ているが、改めてすごい俳優さんだなと。そして何と三谷幸喜本人も役者として出演している。古川ロッパの偽物(フルカワクチッパ)として。爆笑。得意な小ネタも所々で炸裂してて、役者陣の演技を堪能できた。

■全公演は終了しているので以下ネタバレですが、WOWOWとかで放送されるのを見る予定の方は読まないでください。

■実際のエノケンは病気によって右足を切断することになってしまうのだけど、この舞台でのエノケソはエノケンになりきろうとするあまり、病気でもないのに自分の右足を切断し、それがもとで亡くなってしまうという結末。いくらなんでもその展開にはついて行けなかったし、実際にいた偽物たちの中でそんなことをした人間はたぶんいないだろう。無理筋というか後味の悪い話でした。

■「おもろうてやがて哀しき」的な狙いがあったのだろうが、まだ三谷幸喜完全復活、とまではいかないかな。

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