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鎌塚氏、腹におさめる [舞台]

鎌塚氏腹におさめる (1).jpg

■2017/8/5観劇@本多劇場。今年の舞台三本目。しかも初日。最近気づいたのだが、どうも舞台は初日の方がチケット取りやすいようだ。なぜかと言うと役者陣が慣れてないので、噛んだり間違ったりとかがあるから。上演によっては、初日から数日を「プレビュー公演」として価格を安くしているものもあるくらい。

■図らずも、その前に観た舞台『お勢登場』と同じ倉持裕さん作・演出の舞台である。意識的だった訳ではないけど。基本的にわたくし、舞台出身の女優さんが好きである。黒木華とか高畑充希とか。でも、舞台出身ではなくても、舞台で演技を磨こうとする門脇麦や今作の二階堂ふみとかは応援している。二階堂ふみの舞台は『不道徳教室』や、『不倫探偵〜最後の過ち〜』も観ているので三本目。舞台出身の女優さんではないけど、何らかの向上心があるので舞台のオファーをを受けているような気がする(根拠なし)。こういう女優さん、結構好き。

■まったく知らなかったんだけど、『鎌塚氏』シリーズは倉持裕脚本・演出、三宅弘城主演で今までも3本上演してたらしいのですよ。三宅弘城は大人計画所属のバイプレーヤー(劇団は『ナイロン100℃』)で、朝ドラや色々なドラマにも出演しているので知っている人も多いだろう。すべての設定は、三宅弘城が演じる鎌塚氏が名執事である、ということらしい。

■名家・綿小路家の当主・サネチカ公爵(大堀こういち)は気が短いので、どんな使用人も長続きしない。そこに雇われた鎌塚(三宅弘城)は十二分に仕事をこなし、サネチカをも黙らせる。だが、公爵の娘で推理好きのチタル(二階堂ふみ)が事件を解決したがるので、ご機嫌を取るために庭師の毛呂(谷田部俊)や女中のテマリ(猫背椿)を巻き込み、事件をでっち上げ体裁を整えていた。

■しかしそこで本当の事件が起こってしまう。サネチカが死体で発見されたのだ。一同はサネチカといがみ合っていた義理の弟・ヤサブロウ(眞島秀和)を疑うが。

■ミステリ仕立てなので結末は書きませんが、基本的にはコメディです。『お勢登場』も面白かったけど、これはもっと楽しい。かなり笑ったし、それに劇中で二階堂ふみ(と三宅弘城)の歌まで聴けるのだ。何の歌かは微妙にネタバレになるので書きませんが。

■役者陣は、三宅弘城と二階堂ふみ、眞島秀和と猫背椿以外は知らない人だったんだけど、主演二人は言うまでもなく、眞島秀和が良かったな。TVドラマにもバイプレーヤーとしてよく出てる人なのだが(顔を見れば「ああ」という人が多いと思う)、どうも殺された人とか犯罪者の役が多いので気の毒。そろそろブレイクしてもいいような気もするが。あと二階堂ふみ。露出が多い衣装じゃなかったんだけど、ものすごくスタイルいいなあ、と。

■カーテンコールで三宅弘城が言っていたが、チケットは完売とは行ってないようなので、舞台好きの人はぜひ観てほしい。と言いつつ東京公演は8/27(日)まで。お薦めなのに、初日に観たのになんで早くブログ書かなかったかなオレ。チケットも7,000円と高くないので、行ける方は是非。これからは地方公演もあるみたいなので、地方の方も。

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