SSブログ

ワンダーウーマン [映画]

aad9c71c63314fb7 (1).jpg

■2017/9/2鑑賞@チネチッタ。今年72本目の洋画47本目。

■最初にマーベルが、各作品の世界観がクロスオーバーするMarvel Cinematic Universe(MCU)というシリーズを始めたが、DCもそれに追随してDC Extended Universe(DCEU)というシリーズを始めた。要は各作品を連携させて、シリーズを一本でも多く見てもらおうとする、セコいもといマーケティング性の高い戦略である。本作もDCEUのひとつ。

■DCEUの前々作『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』からワンダーウーマンは登場する。アメコミを多少なりとも知ってる人ならば、ワンダーウーマンは有名なアイコンのひとつなので「誰?」ということはないとは思うが、なぜワンダーウーマンが戦いに参加したかという説明がほとんどないままだった。今作はそれの補完と、ワンダーウーマン誕生秘話とでもいう話。そういう意味では、MCUの『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』『スパイダーマン ホームカミング』との関係に似てるかな。

■ただ最近のDCEUは、登場するヒーローたちがやたらに自分の存在意義について思い悩み、話全体が暗いのであまり好きではない(もちろんMCUにもそういう傾向はあるけど)。という話を初夏に映画好きの人たちの飲み会でしたら、とある先輩が「DCはその中二病っぽいところがいいんじゃないか」と。一理ある。けどあまり期待をしないでこの映画に臨んだ。

■女性だけの島で生まれ育ったアマゾン族の王女・ダイアナ(ガル・ガドット)は戦士になることを夢見ているが、母であるヒッポリタ女王は反対している。しかし能力を見抜いた叔母である将軍・アンティオペの指導のもとで、強く美しく成長する。

■ある時、海岸に戦闘機が不時着する。実はこの時代は第一次世界大戦下だった。パイロットのスティーブ(クリス・パイン)は連合国の兵士で、ドイツ軍にスパイとして潜入し、大量殺戮兵器の情報が書かれたノートを奪い逃走してきたところ。間もなくドイツ軍が急襲してきて、アマゾン族との戦いになる。ひとまず退けはしたものの、世界の現状にダイアナは驚き、首謀者は戦いの神・アレスと思ったダイアナは自らの手で悪を倒すべく、ワンダーウーマンとなりスティーブとともに島を出る。

■いやあ、ナメててすいませんでした。メチャクチャ面白いわ。まずガル・ガドットが強くて美しい。アクションシーンも物凄く迫力があるし、ストーリー展開も凄い。コミカルでもあり、謎解きのミステリもあり、チームビルディングの物語でもあり、そしてなんと愛の物語でもあるのだ。ネタバレはしませんが、オレなんか最後少し涙ぐんじゃったもの。それを重厚感のある映像美がきちんと支えている。

■とてもとてもお薦めです。DCEUなんか止めて、ワンダーウーマン単独で続編やって欲しい、と思ったらパート2は決まっているそうで。良かった。ただ2時間30分長と少し長いので、体調を整えてから映画館にお出かけくださいませ(ひ弱なオレ)。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

スターシップ9関ヶ原 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。