ブレードランナー ファイナル・カット [映画]
■2017/10/15鑑賞@チネチッタ。今年87本目の洋画55本目。
■2017/10/28公開の『ブレードランナー 2049』の復習というか予習のために、映画館で2週間限定上映という話を知り観に来た。家にDVDとBDはあるし複数回見返しているのだが、念のために。正解。やはりかなりの部分を忘れていた。
■この偉大過ぎるSF映画の感想をいまさら書くのも憚られるので、あらすじだけ。西暦2019年(再来年だよ!)のロサンゼルス。人間そっくりの人造人間「レプリカント」を宇宙での重作業に就かせている政府。しかしレプリカントは反乱を起こし、複数のレプリカントが地球に潜入して破壊活動を始める。職を辞したはずの凄腕のブレードランナー・デッカード(ハリソン・フォード)は上司の命令でレプリカントを追跡させられることになる。
■以下は雑文調で気になったところを書きます。
・この映画は劇場公開されただけで3バージョンあります。オリジナルと『ディレクターズ・カット』、この『ファイナル・カット』の3バージョン。細かい描写が異なっているので、ファンの間では「デッカードも実はレプリカントではないのか?」という疑惑まで浮かんだ。リドリー・スコットは正解を明らかにせず面白がっていたみたい。
・ヴァンゲリスの劇伴が今聞いても最先端。『炎のランナー』や『アンセム』など、人の心を凄くとらえる作曲家だと思う。
・1982年当時では、VFX/CGの技術が今よりも全然自由が効かなかったはずなので、あれだけの圧倒的な映像を見せつけてくれたリドリー・スコット監督は凄いな。特にシド・ミードがデザインしたと言われる「タイレル・コーポレーション」の本社。ピラミッドを模してデザインされたらしいけど、すごく人手とお金を掛けて実際にモデルを造っただろう、というのは想像に難くない。
・改めて観ると、デッカード(ハリソン・フォード)よりもレプリカントのヘッド、ロイ(ルトガー・ハウアー)の方が全然存在感あり。
■いやいや、やはり傑作でした。その30年後にすごく興味がある。アメリカでの公開がコケようがどうでもいいわ。前作も最初の公開ではコケたらしいし。
■まあ、ほとんどいないとは思うけど(ライアン・ゴズリングのファンの人はいるかも)、これから最初に『ブレードランナー2049』を観るつもりの人は、絶対前作を観てから行ってください。そうしないと訳分かんないと思うから。
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