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勝手にふるえてろ [映画]

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■2017/12/23鑑賞@ヒューマントラストシネマ渋谷。今年109本目の邦画39本目。

『あまちゃん』以降注目してきた松岡茉優、とうとう映画初主演。と言ってもオレは浅いファンで、『あまちゃん』以前に観ていた『桐島、部活やめるってよ』『悪の教典』、そして『鈴木先生』を再度思い起こして、「あー、そう言えば出てたな」という程度。底の浅さが伺えます。それにしても、『桐島』や『悪の教典』、『鈴木先生』は学園ものなので、主役クラスは別にして、これから売れてやろうという若手俳優のるつぼだったはず。特に『鈴木先生』はヒロインの土屋太鳳を始め、矢作穂香(旧芸名:未来穂香、『花筐』)や北村匠海(『君の膵臓をたべたい』)、伊藤沙莉(『獣道』、『ひよっこ』)など、その後名前が出てきた若手俳優がてんこ盛り。よくぞその中で勝ち残ってくれたなという感慨しきり。連ドラの主演やヒロイン役はやってきたものの、映画単独主演は素晴らしいな。『ちはやふる 下の句』で魅せた「美人演技」も素晴らしかった。聞いた話だと、主人公・千早(広瀬すず)の最大のライバル役・若宮詩暢はキャスティングがなかなか決まらなかったそうだ。理由は知らないが、広瀬すずのライバル役というのは人気の面では損が多いだろう。それを敢えて引き受けた松岡茉優のプロ魂たるや。

■前置きが長すぎて申し訳ございません。閑話休題。という訳で無駄過ぎる熱量を持った50男は、初日の舞台挨拶に申し込んだらなんと当選してしまった。なので当日、ヒューマントラストシネマ渋谷に赴いた。思ったより女性客(主に女子高生)が多いのは、松岡茉優が同性に人気があるか、共演の北村匠海や渡辺大知(『まれ』に出てたね)が人気があるのかはよく分かりません。

■大九明子監督の作品は初見。原作は芥川賞作家・綿矢りさの同名小説。最近あまり本を読まないということもあるが、綿矢りささんの小説を読んだことはございません。地味な24歳のOL・ヨシカ(松岡茉優)は未だに中学時代の同級生・イチ(北村匠海)に10年間片思い中。そこに同僚の二(渡辺大知)がグイグイ迫ってくる。二がタイプではないヨシカは、どうせならイチと再度同窓会という名目で会いたいと思い、イチとの再会に漕ぎ着ける。

■まあ正直言って、ヨシカは最近流行りの「こじらせ系女子」もとい、「まあまあめんどくさい女子」のようです。なぜ「こじらせ系女子」を使わないのかは、発案した故人の作家の女性と反する意味で、とある女性ライターが自分の作品のタイトルで平然と使っていたから。

■まあそれはいいや。こういう「めんどくさい系の女子」って松岡茉優が妙にハマってて楽しい。ヨシカ目線の現実が大部分フィクションだったりするところとか。オレも内向的なので、その辺に敏感になってしまう20代くらいの時に観てればもっと共感できたかな。50過ぎると内向的とか言ってられないしね。

■舞台挨拶での松岡茉優は、ホントにパブリックイメージそのまんまの人でした。サバサバしていると言うか。この映画では違うけど、演技で色っぽい女性でも何でも出来る人。将来に期待大。3月公開予定の『ちはやふる 結び』も超楽しみ。

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