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曇天に笑う [映画]

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■2018/3/21鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年22本目の邦画9本目。

■本広克行の前作『亜人』がかなり面白かったので、若干の期待を持って観に行った。でも実は、『亜人』の方はこの映画より後に撮影されたらしい。昨秋公開なんだけど大人の事情かね。あと、『バクマン。』以来のサカナクション担当の劇伴にも興味があった。

■原作は唐々煙さんの同名漫画。唐々煙さんも全く知らないし当然未読。そりゃ世の中にはオレが知っていることより知らないことの方が断然多いわけで別にいいけど。ただ予告編で、「『るろうに剣心』や『銀魂』と同じ時代に別の男がいた」(大意)ってのは、いくら何でも人のふんどしで相撲取り過ぎだろう感。仮にも日本映画実写歴代興収1位の監督さんだぞ。

■明治時代初期の日本(それで『るろ剣』や『銀魂』の例えが出た訳で)大津。300年に一度よみがえり、人間に災いをもたらすという大蛇(オロチ)が復活する年。曇神社を継ぐ曇家(くもうけ)の長男・曇天火(福士蒼汰)、次男・空丸(中山優馬)、三男・宙太郎の三兄弟は、大蛇を封じるため立ち上がる。明治政府右大臣・岩倉具視(東山紀之)の直属部隊「犲」も、リーダー格の安倍蒼世(古川雄輝)の元で違った方法で大蛇の力を封印しようと動き出す。天火と安倍の間には昔の因縁があった。

■率直な感想をいうと、「この映画、必要?」って感じでした。アニメとかもメディアミックスでヒットしたらしいけど、案の定映画はコケて、公開週でもトップ10に入らなかった惨敗でした。もちろんオレが好きな映画でも公開週にトップ10に入らない映画は山のようにあるけど、それだけではない。主演級3人(上記)の演技がペナペナ過ぎる、っていうか正直言ってヘタクソ。プロデューサーもよくこれで映画が成立すると踏んだもんだ。

■本広克行は大ヒットもハズレもある監督さんだけど、フィルモグラフィ史上最大の失敗作だと思う。これはアカン。

■各俳優さんのファンの方には厳しすぎる感想だと思うので、お詫び申し上げます。

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