娼年 [映画]
■2018/4/14鑑賞@TOHOシネマズ日比谷。今年30本目の邦画12本目。
■石田衣良の同名小説が原作。石田衣良さんの小説は『池袋ウェストゲートパーク』シリーズ以降読んでないので未読。監督は同名舞台の脚本・演出をこなした三浦大輔さん。そもそも人の持つ罪や毒性を強調してきた監督さんで、『愛の渦』とかはその辺がはっきりしている。ただ一昨年の『何者。』とかは毒性は強いものの、表現は控えめだったかなと改めて思う。そう、今作も毒性がたっぷり。
■当初は観るつもりはなかったが、毎度おなじみB先輩が勧めて来たので、日比谷まで来たので観ることにした(地元川崎ではやってなかった)。
■東京の名門私大の学生・リョウ(松坂桃李)は日常の目標もなく、惰性的にバーでのバイトをこなす日々。ある日美しい女性・静香(真飛聖)が現れ、「女なんてつまらない」とうそぶくリョウに、「試験」を課し、合格したリョウは静香が主催するボーイズクラブに所属し、男娼として働くことによって数多くの女性と触れ合うことになる。
■三浦大輔監督お得意の、生身で本音をぶつけ合う男女のやり取りには若干疲れるところもあるけど、生々しくて面白い。ただ、観客の大部分が松坂桃李ファンの女性で、隣に座っていた女性二人連れは、「桃李くんもこんな映画に出なくても」とか言ってたし。
■そして、数多くの女優さんがきっぱり脱いで頂いているので、男子としては目のやり場に困る(ウソ)なんだけど、馬渕晴子さんの濡れ場まで観れるとは思わなかった(もちろん脱いではないです)。しかしオレの中で一番印象に残ったのは、松坂桃李のお尻でした。
■すべての人に勧められる映画ではありませんが、ロングラン中なのでまだやってる映画館はあるので、興味を持たれた方はぜひ。
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