アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル [映画]
■2018/5/5鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年34本目の洋画21本目。やっと5月に突入。
■1994年のリレハンメル・オリンピック代表、トーニャ・ハーディング(マーゴット・ロビー)の実話(脚色もあるだろうが)の再構成。フィギュアスケートは日本代表以外はあまり興味のない、多くの思考の浅い日本人のわたくしには、もういい年だった当時(30過ぎてた)のに記憶が浅い。
■母子家庭に育ったトーニャは、母ラヴォナ(アリソン・ジャネイ)に厳しく躾けられ、本来ならば富裕層しか受けられないスケートのコーチングをラヴォナの交渉力で勝ち取り、母の見込み通り一流スケーターに成長する。しかし成長には壁があった。リレハンメル・オリンピック代表の選考時、当時の夫セバスチャン(ジェフ・ギルーリー)は対抗候補に対し、知り合いに襲撃を依頼する。
■久々にクズばかりの映画はある意味痛快。トーニャはこんな鬼母に育てられたらそりゃ性格歪むわ。ラヴォナ役のアリソン・ジャネイは、そりゃアカデミー助演女優賞を受賞するわ、という狂気を孕んだ熱演。でも映画を観た中で一番印象に残ったのは、マーゴット・ロビーの眼力の強さだった。
■遅筆で申し訳ありませんが、もう上映はとっくに終わってます。
■マーゴット・ロビーのスケーティングは流石に、たぶんとても練習したんだろうけど、エンドロールに流れるトーニャ・ハーディングの演技には遠く及ばなかった。デジタル技術と編集の技だと思うけど、あえて実際の映像をエンドロールに挟んだ制作陣には敬意を表しますよ。
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