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泣き虫しょったんの奇跡 [映画]

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■2018/9/9鑑賞@TOHOシネマズ川崎。2018年75本目の鑑賞で邦画35本目。

■藤井聡太七段の活躍もあってか、ここ数年で将棋を題材とした映画がぼつぼつ出てきている。『3月のライオン』『聖の青春』とかね。藤井ブームの割にはさほどヒットしていないが、それには映画の題材としての将棋の難しさもあると思う。

■この映画は実話ベース。現在もプロ棋士として活躍している瀬川晶司さんの話なのだが、オレはこの映画を観るまで、奨励会上がり以外にプロ棋士になるルートがある(できた)ことを知らなかった。

■地元でも将棋好きとして有名で、中学選手権大会で優勝し奨励会入りした「しょったん」こと晶司(松田龍平)。奨励会では先輩や同期、後輩たちと切磋琢磨するが、肝心なところで勝ち抜けず、期限の満21歳までに四段に昇段できなかった。失意のうちに晶司は遅れて大学に進学し、一般企業のサラリーマンになる。将棋はアマチュアとして指していたが、ある日最大の理解者である父(國村隼)が突然亡くなる。

■晶司はそれを機に、今までは開かれていなかったアマからプロへの編入試験の実現と、それへの合格に向けて動き始める。

■実話ベースだけに物語の強度は十分で、しかもこの規模の映画にしてはキャストがすごく豪華。妻夫木聡、染谷将太、永山絢斗、小林薫、イッセー尾形、上白石萌音、藤原竜也などなど。これは監督の人徳なのか、凄腕のプロデューサーがいるのか。もちろんキャストがいいからという理由ではなく、とても暖かく、勇気をもらえる映画です。

■ただこの映画、豊田監督の過去の作品で、松田龍平とW主演だった新井浩文がまた出演しており、他の映画同様に問題視された。しかも豊田監督が銃刀法違反(拳銃の不法所持)で逮捕されたため、パッケージ化は絶望と言われた。ただ豊田監督が所持していた拳銃は、動作しない父親の形見だったので不起訴となったこともあり、延期されていたパッケージは2019/11/27発売予定とのことです。

■お薦めの映画です。ちょっと先ですが、11月になったらレンタルでぜひ。

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