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寝ても覚めても [映画]

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■2018/9/16鑑賞@109シネマズ川崎。2018年79本目の邦画38本目。

■本作の濱口竜介監督の前作で、5時間17分にも及ぶ3部作『ハッピーアワー』というまあまあ頭のおかしい映画があったのだが、困ったことにとても面白かった。渋谷での上映館は駅から徒歩10分、宮益坂を登りきって青学に向かう途中にある、映画オタクの人しか行かないような不便な映画館「シアター・イメージフォーラム」だった。オレが観たときは前席に、大河ドラマ『いだてん』に可児徳役で出演中の「物申す俳優」古舘寛治さんがいたよ。

■閑話休題。『ハッピーアワー』はインディペンデントの扱いだったので、今作が濱口竜介監督の商業映画デビュー作になる。原作は芥川賞作家・柴崎友香の同名小説。未読。

■東京の喫茶店で働く朝子(唐田えりか)は、コーヒーの出前で来た近所のオフィスビルで亮平(東出昌大)と出会い、時々言葉を交わすようになる。お互いに惹かれるようになるが、朝子には秘密があった。2年前に突然目の前からいなくなった恋人・麦(東出二役)と亮平は瓜二つなのだ。

■5年後、ともに暮らす亮平と朝子の前に、今や人気モデルとなった麦が突然現れた。

■執拗なくらいに感情の機微を細かく描く濱口演出に、オレの好きな伊藤沙莉、山下リオ、渡辺大知などの役者陣の好演もあいまって、面白い作品ではある。ただ、主人公・朝子の心の動きが、女性としては当然なところもあるのかもしれないが、どうもオレには腑に落ちない。まあ、オレが女心をわかっていないだけ、と言われればそれまでなんだろうが。

■東出昌大は、デビューの頃は正直大根だと思っていたが、場数を踏んでどんどん上手になっている。経験が役者を作るというところもあるのだな、と。唐田えりかは、これからブレイクしそうな感じ。

■面白い人には面白いと思う。

■公開から1年後に、東出昌大と唐田えりかのこの作品が契機での不倫が発覚し、再度注目されることになったが、制作陣、特に監督は困惑してるんじゃないかな。

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