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忍びの国 [映画]

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■2017/7/1鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年53本目の邦画18本目。

■ちょっと気になったので観ることにした。原作は和田竜さんの同名小説。未読。しばらく前にオレの故郷である瀬戸内海を舞台にした『村上海賊の娘』がベストセラーになったことで知ってはいたけど。もともと脚本家として世に出た方らしい。

■実話ベースらしい。史実としては「天正伊賀の乱」がそれに当たるようで、大名のいない忍びだけの里、伊賀と織田軍の戦いの話。

■天才的な技術を誇り、自称「伊賀一の忍び」の無門(大野智)。しかしサボり癖があり日銭を稼ぐので精一杯。大言壮語を吐き他国から連れてきた嫁・お国(石原さとみ)には頭が上がらない。そんな中、伊賀の中の小競り合いで金で頼まれた無門は、相手方の棟梁・下山甲斐(でんでん)の次男・次郎兵衛(満島真之介)を殺してしまう。長男の平兵衛(鈴木亮平)は憤り、父に敵を討たせてくれと頼むが、「長男がいればそれでいい」と取り合わない。

■実は伊賀の里は、金のためなら裏切りや人の命など大したことではない、という「虎狼の族」という人でなしの集団だった。平兵衛は怒り里を出る。そこに全国統一を狙う織田信長の息子・信雄(知念侑李)が率いる織田軍が隣国までやって来て伊賀を狙う。平兵衛の内通で織田軍は攻め入ろうとするが、戦をしたくない無門はお国を連れて逃げようとする。

■飄々とした大野智の演技中心の予告編でコメディかと騙されていたが、結構ダークな時代劇である。特に前半は笑える部分満載でもあるので、ミスリードとは言い切れない。あと、VFX使いまくりではあるけどアクション(殺陣)も結構飽きさせない。大友啓史監督の『るろうに剣心』シリーズとはまた違った、リアリティよりも娯楽性重視という殺陣かな。

■観た日が公開初日だったので、最近流行りの舞台挨拶中継が上映前にあった。その中で鈴木亮平が「普通の殺陣は相手の攻めを受けてから返すのですが、大野くんの場合、僕の攻めとか関係なしに一連の殺陣がダンスの振付みたいなんですよね」という話が。その後本編観てもそう思った。面白かったけど良くも悪くもジャニーズと言うことか。

■結構面白かったし、実際公開後の興収ランキングも2位→3位なんでヒットと言っていいと思います。上には書いてないけど織田軍の武将役の伊勢谷友介も良かったし。ただ、織田信雄役の知念侑李の演技がとてもイマイチでそこはかなりマイナスでした。ジャニーズ事務所も、あまり資質のない若手には無理して芝居させない方がいいんじゃないかと思うけどね。

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