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関ヶ原 [映画]

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■2017/9/2鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年73本目の邦画26本目。

■原田眞人監督の映画はまあまあ久しぶり。司馬遼太郎の小説は一時期夢中になってかなり読んだが、全部読破してしまうと老後の楽しみが減るので、この原作小説も含めていくつかは未読。時期的には昨年の大河ドラマ『真田丸』と重複しているが、『真田丸』では関が原の戦いそのものは驚愕の全カット(笑)だったので、予算のある映画ではどうなるかなと思い観ることにした。

■関が原の戦いそのものは、義務教育の教科書にも載っている話なので詳細には書かないけど、秀吉(滝藤賢一)亡き後の豊臣家をもり立てようとする、石田三成(岡田准一)率いる西軍と、天下取りを目論む徳川家康(役所広司)の東軍との決戦。戦の前に三成を影から支える忍び・初芽(有村架純)。

■キャスティングはハマる人はハマっている。岡田准一・滝藤賢一。そして三成の盟友の島左近(平岳大)がピッタリ。小早川秀秋役の東出昌大も、線の細いところがこちらもピッタリ。

■ただ、役所広司は日本で一番上手な俳優さんの一人であることは間違いないのだが、家康役は『真田丸』の内野聖陽の方が良かったかな。あと、有村架純は忍び役としてはちょっと可愛過ぎ。もっとスレたイメージじゃないと。まあオレが毎日『ひよっこ』見てるせいかも知れないけど。

■合戦シーンとかは流石に映画で迫力があるし、まあまあお薦めです。しかし石田三成って、『真田丸』の山本耕史もそうだったけど、正しいこと言ってるのに絶望的に人望がないのね。やはり、目的が正しくても方法論が間違ってたらダメだってことか。

■そろそろ原作小説を読もう。

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ワンダーウーマン [映画]

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■2017/9/2鑑賞@チネチッタ。今年72本目の洋画47本目。

■最初にマーベルが、各作品の世界観がクロスオーバーするMarvel Cinematic Universe(MCU)というシリーズを始めたが、DCもそれに追随してDC Extended Universe(DCEU)というシリーズを始めた。要は各作品を連携させて、シリーズを一本でも多く見てもらおうとする、セコいもといマーケティング性の高い戦略である。本作もDCEUのひとつ。

■DCEUの前々作『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』からワンダーウーマンは登場する。アメコミを多少なりとも知ってる人ならば、ワンダーウーマンは有名なアイコンのひとつなので「誰?」ということはないとは思うが、なぜワンダーウーマンが戦いに参加したかという説明がほとんどないままだった。今作はそれの補完と、ワンダーウーマン誕生秘話とでもいう話。そういう意味では、MCUの『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』『スパイダーマン ホームカミング』との関係に似てるかな。

■ただ最近のDCEUは、登場するヒーローたちがやたらに自分の存在意義について思い悩み、話全体が暗いのであまり好きではない(もちろんMCUにもそういう傾向はあるけど)。という話を初夏に映画好きの人たちの飲み会でしたら、とある先輩が「DCはその中二病っぽいところがいいんじゃないか」と。一理ある。けどあまり期待をしないでこの映画に臨んだ。

■女性だけの島で生まれ育ったアマゾン族の王女・ダイアナ(ガル・ガドット)は戦士になることを夢見ているが、母であるヒッポリタ女王は反対している。しかし能力を見抜いた叔母である将軍・アンティオペの指導のもとで、強く美しく成長する。

■ある時、海岸に戦闘機が不時着する。実はこの時代は第一次世界大戦下だった。パイロットのスティーブ(クリス・パイン)は連合国の兵士で、ドイツ軍にスパイとして潜入し、大量殺戮兵器の情報が書かれたノートを奪い逃走してきたところ。間もなくドイツ軍が急襲してきて、アマゾン族との戦いになる。ひとまず退けはしたものの、世界の現状にダイアナは驚き、首謀者は戦いの神・アレスと思ったダイアナは自らの手で悪を倒すべく、ワンダーウーマンとなりスティーブとともに島を出る。

■いやあ、ナメててすいませんでした。メチャクチャ面白いわ。まずガル・ガドットが強くて美しい。アクションシーンも物凄く迫力があるし、ストーリー展開も凄い。コミカルでもあり、謎解きのミステリもあり、チームビルディングの物語でもあり、そしてなんと愛の物語でもあるのだ。ネタバレはしませんが、オレなんか最後少し涙ぐんじゃったもの。それを重厚感のある映像美がきちんと支えている。

■とてもとてもお薦めです。DCEUなんか止めて、ワンダーウーマン単独で続編やって欲しい、と思ったらパート2は決まっているそうで。良かった。ただ2時間30分長と少し長いので、体調を整えてから映画館にお出かけくださいませ(ひ弱なオレ)。

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