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スリー・ビルボード [映画]

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■2018/2/4鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年8本目の洋画4本目。

■珍しいことに友人夫妻と一緒に鑑賞。もちろん若い頃はデートの道具として映画を使っていた頃もあったし、それを懐かしく思う。先月閉館したTOHOシネマズ日劇とか、90年代半ばは座席予約のシステムが当時はなくて、人気映画で待ち合わせしようと思ったら、上映時間の1時間半くらい前からマリオンの非常階段の長蛇の列に並んだものだ。まあ、デートの道具としては非効率だし、数多く映画を観るようになってからは、スケジュールの調整が自由である単独鑑賞(当たり前だ)が中心になった。それなりに年を取り、映画よりもっと効率のいいデートの道具を見つけたというのもあるけど。まあ、全然モテませんがね(涙)。

■その日は映画の後に、『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』の感想を話そうという友人夫妻の旦那さんの企画があったので。映画鑑賞後に別の友人女性も合流し、川崎のベトナム料理屋で旧交を温めた。20年ぶりの再会もあったし、年を取るのはそれはそれで楽しいな、ともね。

■閑話休題。今頃書いてて何だというそしりは甘んじて受けるが、この作品は今年のアカデミー作品賞で、ギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』と、作品賞候補の二大有力候補と目されていた。結果は皆様ご存知の通り『シェイプ・オブ・ウォーター』が作品賞を受賞。でも、主演のフランシス・マクドーマンドは主演女優賞を受賞し、人種差別主義者の警官役のサム・ロックウェルも同じく助演男優賞を受賞した。そうくるとマーティン・マクドナー監督がノミネートもされてないのが不自然だけど、この人の監督作は初見なので何とも言えない。

■前置きが長すぎて大変申し訳ございません。ミズーリ州の田舎町。7ヶ月前に娘アンジェラ(キャスリン・ニュートン)を強姦殺人で喪ったミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)は、一向に進展しない捜査に腹を立て、郊外の道路に3つの看板の意見広告を出す。娘の被害と捜査の進捗の遅れ、そして地元の警察署長のウィロビー(ウディ・ハレルソン)の責任を責める看板だった。

■ミルドレッドは事件の直前に、車を使う・使わないでアンジェラと口論になったままということを悔いており、そこに固執するあまり夫のチャーリーと離婚し、チャーリーは若い女と同棲している。一方、署長でありながら末期癌のウィロビーは困惑する。表向きにはミルドレッドの要求を拒絶するが、最後は自殺する前にミルドレッドを助けるようなメッセージを残す。だが、ウィロビーの部下の超人種差別主義者のディクソン巡査(サム・ロックウェル)が暴発し、それに対してミルドレッドも暴発する。

■結末はもちろん書きませんが、先がまったく読めないスリリングで面白い映画でした。エンディングはちょっとアカデミー賞受けを狙ったところがあったかなという感想はあるけども。この翌日に観た『デトロイト』も似た題材なんだけど、人類にとっての宿痾は「人種差別」なんですよ。アメリカだけでなく日本でも他人事ではないのはお分かりでしょう。それを止めるべきなのは政府であり法律、そして制作側でもあるんだけどな。

■なんで、ハリウッドの一部には良心が残っている、と思う次第でございます。あ、映画はすごくいいです。お薦め。

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