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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル [映画]

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■2018/4/7鑑賞@109シネマズ川崎。今年27本目の洋画17本目。

■1995年公開の『ジュマンジ』は、ボードゲームの中に取り込まれた高校生たちの冒険という話だったらしいが(未見)、今作はそれがTVゲームの中に取り込まれたという設定に変更になっている。オフィシャルには続編という扱いだが、リメイクというのが近いところだろう。

■2016年のアメリカの高校。校則を破り居残りを命じられたスペンサー、フリッジ、マーサ、ベサニーの4人は地下室で変なゲームカセットを発見し起動してみるが、なぜかゲームの中の世界に吸い込まれてしまう。中の世界では人格や性別まで、ゲームの際に自分が設定したアバターに追随するしかない。そして、とあるタスクを解かないと現実世界に戻れないことを知る。

■ネタバレはしませんが、ヘタレの現実世界のスペンサー(アレックス・ウルフ)がケーム内では超マッチョのブレイブストーン博士(ドウェイン・ジョンソン)に変わっているところとかは結構爆笑。まあホントに、TVゲーム感覚で楽しめる映画なので、めんどくさいことを考えずに楽しむのが吉。

■娯楽映画としては十分面白いです。ま、遅筆ゆえ現在は上映館はないと思いますが。パッケージと配信をお待ち下さい。ペコリ。

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クソ野郎と美しき世界 [映画]

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■2018/4/7鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年26本目の邦画10本目。

■元SMAPでジャニーズ事務所を退所した3人(稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾)の3人が主演の4部構成のオムニバス映画。しかも2週間限定のトリッキーな公開。まあでも好評で、続編制作が決定したとか。

■SMAPは数多くのヒット曲もあるし、ここ20年くらいの世の流れに密接に関わっているので、興味がない訳ではないが、別にファンではない。だいたい男性のジャニオタは少なくともオレの周りにはいない。でも観たのは、各パートの監督が、園子温・山内ケンジ・太田光・児玉裕一となんか気になる布陣だったからだ。作品を観たことがあって気になるのは園子温と山内ケンジだけ。太田光は言うまでもないが爆笑問題の人で、結構前に『バカヤロー!4』(これもオムニバス)の中の1編を監督したというのは知ってるが未見。この人、お笑いとしては好きだけど、小説や映画監督とかいろいろやってるけど、お笑い芸人の先達や後輩(まあ、分かると思いますが)と比べて不発感がある。最後の児玉裕一監督の作品も初見だが、実はこの人、オレの出身大学の後輩ということが判明。もちろん面識なんてないけど、地方の地味な国立大なのでこういう職種の人は極めて珍しい。なので興味を持って観ることにした。

■いつもならあらすじを書くところだが止めておく。園子温・山内ケンジは通常の作品のように人を食った演出が光る。太田光の作品は初見だが、思っていたより良かった。そして、稲垣吾郎と草彅剛の演技力、そして香取慎吾のエンターティナーっぷりは素晴らしかった。

■ただ映画としての完成度は別で、オムニバスの場合、最後の各作品のリンケージがオレは大事だと思うんですよね。個人的な意見ですが。それが(全く感じられないわけではないが)弱かったのが残念です。なので、全体としてはあまり評価しません。

■しかし元SMAPの才能はやはり凄まじく、民放各局がジャニーズ事務所に忖度して、彼らの事務所在籍時と比べて極端に露出が減っているのが凄く勿体無い。

■もっと自由にやろうよ。

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ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 [映画]

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■2018/4/1鑑賞@109シネマズ川崎。今年25本目の洋画16本目。

■イギリス人のジョー・ライト監督の作品は結構好きです。ま、その割に観たのは『プライドと偏見』と『アンナ・カレーニナ』の2本だけですけど。特に『プライドと偏見』のキーラ・ナイトレイの可憐さと言ったら。日本人って、英国的な雰囲気に憧れないですか? そうですかオレだけですか。

■知らない人はそういないと思うが、第2次世界大戦初期のイギリスの宰相、ウィンストン・チャーチル(ゲイリー・オールドマン)のお話。

■1940年5月。ナチスドイツが侵攻を進めており、フランスは陥落寸前、イギリスは脅威にさらされていた。そんな折にチェンバレン首相に内閣不信任案が出され辞職。後任の候補者が難しい政局に尻込みし、結局国民の人気は高いが国会での嫌われ者の、高齢のチャーチルにお鉢が回ってきた。

■ナチスドイツに対して徹底的に抵抗するか、その麾下に入るかで世論は2分していた。折りしもフランス・ダンケルクに取り残された英国軍は壊滅の危機にもあった。チャーチルに心を開かない国王・ジョージ6世(ベン・メンデルゾーン)に対し、妻・クレメンティーン(クリスティーン・スコット・トーマス)の助けを得ながら、チャーチルは決断を下さなければならない。

■以降は史実なので伏せるまでもないが、ま、書かないでおく。ゲイリー・オールドマンはこの作品でオスカー主演男優賞を受賞。あと、オールドマンのメイクで、オスカーのメイクアップ&ヘアスタイリング賞で日本人の辻一弘さんが受賞したのも日本では話題になった。確かにメイクはチャーチルみたいだし(でも写真でしか見たことない:笑)、オールドマンの鬼気迫る演技は賞に値する。そして、テンポよくコンパクトにまとめたジョー・ライト監督もさすがです。

■原題が『DARKEST HOUR』と、邦題と全く違うタイトルなのにはもう何も言いません。原題には比喩も入ってるんだけどね。

■なお、同時期を描いた、昨年公開のクリストファー・ノーラン監督作『ダンケルク』と比較してみるとさらに面白いと思う。

■調べてもらうと分かるが、後世に名を残したのにチャーチルの首相在任期間は意外と短い。在任期間は長いのに大した仕事はせず、後世に名を残すことと、自分の地位にしがみつくことしか考えてないどこぞの国の宰相とどっちがマシか。

■ま、人それぞれだとは思いますがね。

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レッド・スパロー [映画]

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■2018/4/1鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年24本目の洋画15本目。やっと4月に来た。

■最近アメリカの女優さんが肉体派でアクションをやる映画が多いけど、今作もその一環。主演は『世界でひとつのプレイブック』でオスカーの主演女優賞を獲ったジェニファー・ローレンス。いい女優さんだと思うがムチムチ過ぎる。日本人の貧弱な男のわたくしとしてはね。

■ロシアのトップバレリーナのドミニカ(ジェニファー・ローレンス)は競技中の怪我で現役を続けられなくなる。療養中の母を抱える身としては金銭的にきついので、仕方なく諜報機関に勤める叔父の導きで養成機関に入り、自らの肉体をも駆使する女スパイ「レッド・スパロー」に成長する。

■しかし最初の任務は、CIAの潜入捜査官ナッシュ(ジョルジュ・エドガートン)に接近して情報を引き出すことだった。図らずもドミニカとナッシュは恋におちてしまうが。

■もちろん結末は書きませんが、騙しに次ぐ騙しでとても面白かった。予測できない感じで。でもなあ、ジェニファー・ローレンスはもうちょっと細いほうがいいと思うけどね。あ、個人的な好みです。

■遅筆で大変申し訳ありません。なので現時点での上映館はありませんが、6月にはパッケージがリリースされレンタルも始まるそうで。最近早いな。

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ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 [映画]

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■2018/3/31鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年24本目の洋画15本目。

■今作はスピルバーグ監督作の両輪の「歴史ノンフィクションもの」と「SFもの」のうち「歴史もの」にあたるが、何ともう片輪の「SFもの」の『レディ・プレイヤー1』のポスプロと並行して撮影・編集を行っており、今作はたった4ヶ月強で完成したらしい。邦画だとまあよくあることだが、スピルバーグ作品としては稀らしい。イーストウッド監督かよ。日本での公開時期は1ヶ月もズレてない(今作の方が先)だが、今作はアカデミー賞狙いのために昨年12月に全米で限定公開された(ノミネートの資格を取るため)。その結果、作品賞と主演女優賞にノミネートはされたが。

■本題。ベトナム戦争時のアメリカ。長く続く戦争にアメリカ国民の多くは疲弊していたが、その理由はもちろん国民には公開されていない。しかし国防総省がその理由を詳細に綴った「ペンタゴン・ペーパーズ」なる機密文書が存在していた。それを入手する糸口をふとしたことから掴んだワシントン・ポストの社主キャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)と編集主幹のベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)は、社内の主要幹部と公開するか否かで激論を交わす。公開ということはニクソン政権に弓を引くことになるからだ。しかし、ライバル紙ニューヨーク・タイムスとも連携し、訴訟も覚悟の上でキャサリンは公開掲載に踏み切る。

■まあ、きっちりまとまってるし、メリル・ストリープやトム・ハンクスなどの名優を迎えたスピルバーグ監督の演出にはそつがない。でも、短期間での並行製作のせいだけとは言えないが、映画全体の熱量がやや少ないと感じた。気になる向きは、同じくトム・ハンクス出演のイーストウッド監督作の『ハドソン川の奇跡』と比較してみたらよろしいかと。

■この事件自体は、「ウォーターゲート事件」の前なので当時小学生のオレはあまり良く覚えてないのだが、確かニューヨーク・タイムズ紙の方が主導でなかったかと。これをワシントン・ポスト紙の話に持ってきたのは、話が作りやすかったかなあ、などと邪推。

■結果、オレの見立てとは何も関係ないだろうが、アカデミー作品賞も主演女優賞も逃した。題材としては面白かったんだけどね。腐った政権に反論するにはマスコミもそれなりの覚悟がいる。今の日本は他人事ではない。日本のマスコミの皆様、覚悟を持ってお気張りやす。

■で、その後に観た『レディ・プレイヤー1』は真逆と言っていいくらい、スピルバーグの熱量がもの凄くてメチャ面白かった。その感想はなる早で書けるように頑張ります。

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ヴァレリアン 千の惑星の救世主 [映画]

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■2018/3/31鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年23本目の洋画14本目。

■フランスの漫画が原作らしい。読んだことないけど。銀河をパトロールする、ナンパだけどまあまあエリートの連邦捜査官ヴァレリアン(デイン・デハーン)は相棒のローレリーヌ(カーラ・デルヴィーニュ)に心を寄せているが、チャラいヴァレリアンは相手にされてない。

■彼らの拠点の宇宙ステーション「千の惑星都市」が、放射能に汚染されていた。全種族が死滅する危機を「10時間以内に救え」という極秘ミッションを託されたヴァレリアンたちの前に突如現れたのは、30年前に消えたはずの平和な惑星パールの住人たち。行方不明になったローレリーヌのためにヴァレリアンは立ち上がる。

■原作がたぶん超古いSFなのだけど、オレらアラフィフには落ち着ける内容。ベタな展開はともかくとして、リック・ベッソン監督の手がけるSFはだいたい超雑だ。『LUCY』とかね。『グラン・ブルー』や『ニキータ』の監督とは思えないくらい構成が雑。

■でもね、結構面白かったですよ。主演のカップルが未見の二人ということもあるけど、映像世界がとてもカラフル。娯楽映画としてはまあ良かったんじゃないかな。それほどのヒットではなかったみたいだけど。

■遅筆のせいだけど、これを書いている時点で、リュック・ベッソン監督が性的暴行で訴えられてるらしいんです。(ソースはこちら)大丈夫かなあ。ベッソン監督の次作は観たいけど、もし犯罪なら罪を償ってから再登板してください。

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