SSブログ

素敵なダイナマイトスキャンダル [映画]

95e54ae377b8f7f9 (1).jpg

■2018/4/8鑑賞@109シネマズ川崎。今年28本目の邦画11本目。

■伝説の編集長、末井昭さんの名前は存じ上げていた。『写真時代』とか『パチンコ必勝ガイド』とかね。『パチンコ必勝ガイド』については、大学時代多少はやっていたのだがあまり興味はなく、まったくの未読。しかし『写真時代』は結構読んでいた。大変申し訳無いが全部立ち読みで。写真はかなりエロかったし、テキストはサブカル系の人の連載が多かったのでかなり面白かったのを覚えている。

■本作は末井昭さん(劇中では柄本佑)の同名作品を映画化したもの。多少のフィクションは加えられているらしいけど。

■幼少期に母・富子(尾野真千子)が近所の男・礼司(若林竜也)と不倫の末、山中で働いていた父・重吉(村上淳)が家に備蓄していたダイナマイトを使って礼司と心中する。そのことは昭の後世までのトラウマになる。昭は高校を出たあと、地元の工場に就職するが、嫌気がさしすぐに上京。父親の出稼ぎ先の工場に入るがそこもすぐ辞める。その後デザインの専門学校に入った昭は、下宿先で牧子(前田敦子)と出会い結婚する。

■その後の遍歴を経て、写真雑誌『写真時代』の編集長に就任した昭は、当時の法律ギリギリでヘアヌード掲載の写真を掲載しまくり、そのたびに警視庁の係長・諸橋(松重豊)に呼び出しを受ける。その中で昭は部下の笛子(三浦透子)を愛人にするが、笛子はいつしか精神のバランスを壊してしまう。

■そして『写真時代』は描写の関係で実質発禁になる。その後は。

■自分の青春時代とダブってるので結構面白かった。柄本佑の演技は素晴らしいけど、末井昭さんと柄本佑の父、柄本明はメッチャ顔が似てるので、それに助けられたところがあるかも。一番良かったのは三浦透子。なりふり構わず脱いでるところ。『鈴木先生』『私たちのハァハァ』とはまったく別人の演技。この人もっと売れて欲しいなあ。

■前田敦子はこの手の映画にベストマッチなので、もうちょっと体張った方がいいかも。えっと、脱げとは言ってませんけど。

nice!(3)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。