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ファントム・スレッド [映画]

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■夜映画。2018/5/28鑑賞@恵比寿ガーデンシネマ。今年46本目の洋画24本目。恵比寿ガーデンシネマは、トム・ハーディの『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』以来だから3年ぶりか。相変わらずこじんまりしていてお洒落でいい映画館である。アルコールの種類も多いし(それか)。昔はデートで来たこともあったなあと。

■1950年代のイギリス。気難しい仕立て屋のレイノルズ(ダニエル・デイ=ルイス)は才能があり多くの顧客を抱えていた。独身だが常に恋人はいたが、鬱陶しくなると姉でレイノルズのマネジメントをしているシリル(レスリー・マンヴィル)がいなしていた。ある時別荘の近くで出会ったウェイトレス・アルマ(ヴィッキー・クリープス)と出会い恋に落ち彼女にして近くに居させるが、アルマはとんでもない女だった。

■面白い映画だった。支配感万能のレイノルズに対し、策士のアルマとの対比が楽しい。そして50年代の様式美がとても美しい。残念なのは、これでダニエル・デイ=ルイスが俳優業を引退するらしいとのこと。『リンカーン』とかとても良かったんだけどね。疲れたのかな。

■遅筆なんで当然劇場ではもうやってません。でも面白いので、できれば配信かレンタルで。


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海を駆ける [映画]

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■2018/5/27鑑賞@TOHOシネマズららぽーと横浜。今年45本目の邦画18本目。

■深田晃司監督作は『ほとりの朔子』(ああ、もう4年前だ)を含めまあまあ好き。ただ基本的に脚本兼演出で、ストーリーの完成度を求めない監督さんという実感があった。そりゃまあ、自分が撮りたい作品の話は自分で作りたいというのは分かる。最近そういう若手の監督さん多いし。でも、それをやっていいのは『万引き家族』とかの是枝裕和監督くらいの完成度が前提だと思うんだけど(『万引き家族』のブログはまだ書けていません。すいません)。

■インドネシアの海岸で、謎の男(ディーン・フジオカ)が全裸で打ち上げられる。彼は「ラウ」と名付けられ、インドネシア人と結婚した日本人・貴子(鶴田真由)の家に保護されるが、息子のタカシ(太賀)や、日本で挫折してインドネシアに逃げてきたサチコ(阿部純子)に対して、特殊な力で心を動かし始める。

■正直良く分からない映画でした。おディーン様に何をさせたいのか。インドネシアの映像は素晴らしいんだけど、おディーン様のセリフは英語以外は極端に少なく、ボロを出させないためにわざとやってるんじゃないかと。

■ま、この後の話ですが『空飛ぶタイヤ』のおディーン様の芝居は大根じゃなかったけどね。

■この映画単体としてはお薦めしません。アカン部類です。

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ゲティ家の身代金 [映画]

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■2018/5/27鑑賞@TOHOシネマズららぽーと横浜。今年44本目の洋画27本目。

■リドリー・スコット監督作。御年80歳でこの創作意欲には恐れ入る。まあそれ言ったら、ウディ・アレンやクリント・イーストウッドもそうなんだけどね。しかしこの映画が凄いのは、本来主演だったはずのケヴィン・スペイシー(ゲティ氏役)がセクハラ問題で降板せざるを得ず、結果ケヴィンよりはるかに年配のクリストファー・ブラマーがゲティ氏をやることになり、大幅に撮り直したとか。80歳でそのガッツって何。

■1973年のローマ。アメリカ一の大金持ちと目されていたゲティの孫、ポール(チャーリー・プラマー)が誘拐され、1700万ドルという法外な身代金が要求される。当時のアメリカ一の金持ちのゲティは、ケチなのでそれを拒否する。ポールの母ではあるが、ゲティのバカ息子と離婚していたゲイル(ミシェル・ウィリアムズ)は何とか金を引き出そうと奮闘するが効果なく、結果、ゲティの部下のチェイス(マーク・ウォルバーグ)の助けを得ることになる。

■実話ベースだそうですが、当時小学生だったオレには全く記憶なし。でも面白かったけどね。意匠的には当時の様式美を再現してて面白かった。

■強くではないですが、レンタルや配信で見られる機会があればぜひ。


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友罪 [映画]

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■2018/5/27鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年43本目の邦画17本目。

■一昨年のヒット作『64ーロクヨンー』以来の瀬々敬久監督作品。メジャーな作品を撮りつつ、現在公開中の『菊とギロチン』(未見)のようなどちらかというとマイナーな作品も撮っている硬軟自在な監督という印象。廣木隆一監督と似たスタンスかな。余程の大物でもない限り、著名な監督でも好きな企画を何でも通せる訳ではない、というのは当たり前のことでもあるけどね。今作は瑛太、佐藤浩市など『64』とキャストが結構被っているので興味はあった。

■週刊誌のジャーナリストだった益田(生田斗真)は、ある事件をきっかけに仕事を辞め、町工場で働くようになる。同僚の鈴木(瑛太)は自分を語らない男だったが、益田と鈴木は少しずつ友人関係を築いていく。心を許せる友になったと思った益田だったが、近隣で児童殺人事件が起き、それが17年前の児童殺人事件との関連性がネットで拡散される。その情報をネットで見た益田は愕然とする。「17年前の犯人の現在の姿」として拡散された画像は、鈴木に酷似していたのだ。

■「未成年者による殺人」は映画やドラマのテーマとして時折扱われる。被害者と加害者の人権を対比させて描く例が多い。現行の少年法では加害者が極刑に処されることはないため、現実でも「酒鬼薔薇事件」の「少年A」の現状に悶々としている人も多いだろう。

■この映画においてもモヤモヤ感は同じ。何が正しい結末か、というのは分からないので残尿感のようなものはある。生田斗真もきっちり芝居しているが、とにかく瑛太の演技が凄まじい。それだけでも観る価値はあると思う。

■毎度のお断りになってしまうが。遅筆ゆえ当然上映は終わっております。レンタルか配信でぜひ。

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恋は雨上がりのように [映画]

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■先週とか一生懸命ブログを書いたのに全く追いついてない。酷暑のせいだ(言い訳)。2018/5/26鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年42本目の邦画16本目。後日チネチッタでもう一回観た。

■原作はスピリッツ連載の眉月じゅんさんの同名漫画。掲載は青年誌だが、ジャンルとしては少女漫画でもいいかも知れない。

■トップ級の陸上選手だった女子高生あきら(小松菜奈)は、アキレス腱の怪我で陸上を諦め、かかりつけの病院の近所のファミレスでたまたま出会った店長・近藤(大泉洋)の気遣いに触れ、その後そこでバイトすることになる。作家志望だったが人生を諦め、バツイチでファミレスの店長として日々を過ごしており、他の店員には「クサイ」とか言われて散々な評価の近藤だが、あきらは近藤のことを好きになり直球でアプローチを始める。

■まあこれであらすじは大体終わりなんですが。小松菜奈の清冽な演技がかっこいいし、45歳の店長であきらの好意を嬉しく思うものの、踏み切れない大泉洋のタメた演技も素敵。他にも、あきらの陸上部の同級生役で、今『半分、青い』で絶賛売出し中の清野菜名の演技もとても良かった。

■永井聡監督は『帝一の國』以降コメディに目覚めたのではないかな。今後もこの路線が監督の持ち味になるのではないかと。

■面白かったあ。お薦めなんだけど、おっさんにはハードルが高いのも事実。大泉洋ファンの地元での飲み友達で同世代のS氏は「興味あるけど、行けないなあ」だし、同じく飲み友達の某嬢は「え、映画館に行ったんですか?」とまあまあボロクソ。まあいいけどね。

■でもとてもお薦めです。遅筆ゆえ上映館は先週でほぼ終わっており(ヒットはしたのよ)大変申し訳ございません。オレと同じおっさんたちは配信かレンタルで見たほうが快適かもね。

■そんなヒマはない、という方々に、主題歌の『フロントメモリー』のPVを置いておきます。まあこれで映画の大部分のあらすじが分かってしまうのもどうかと思うけどね。少しでもこの作品が広まるように。



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ランペイジ 巨獣大乱闘 [映画]

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■2018/5/19鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年41本目の洋画26本目。

■予告編やTVCMがあまりにバカ映画っぽくしているので観てみた。邦題のタイトル自体バカ映画を煽っているのは明らか。それは別に全然いいんだけどね。

■大企業の陰謀による、遺伝子実験の失敗によってゴリラ、オオカミ、ワニの3頭が巨大化し、凶暴化してしまう。巨獣たちはやがて大都会シカゴへと到達し、街中で破壊活動を尽くす。

■飼育元の動物公園にいた動物学者・オコイエ(ドウェイン・ジョンソン)はそれに立ち向かおうとして仲間とともに奮闘する。まあ、超マッチョのドウェイン・ジョンソンが動物学者という設定に無理があるけど、後で元特殊工作員と明かされる。実際にアメリカ国内の動物学者で元特殊工作員の奴なんかいねーだろ!とツッコミどころ満載。

■娯楽映画としてはまあまあ面白かったですけどね。同じパニック映画の『シン・ゴジラ』とかと比較したら脚本が雑すぎ。もちろんそんなところは狙ってないとは思うけど。あと、ドウェイン・ジョンソンは、元プロレスラーというキャラが立ちすぎなせいもあって、『ワイルド・スピード』シリーズ『ジュマンジ』でも映画の印象がワンパターンな感じが強い。

■まあまあ面白かったので、あとはレンタルか配信でどうぞ。

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サバービコン 仮面を被った街 [映画]

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■2018/5/13鑑賞@TOHOシネマズ新宿。今年40本目の洋画25本目。

■1950年代のアメリカ。今までは白人のみが住んでいる住宅分譲地の街「サバービコン」に、ある時黒人家族が引っ越してくる。時を同じくして居住者のガードナー(マット・デイモン)の一家に強盗が入り、妻ローズ(ジュリアン・ムーア)の命が奪われる。ローズの死後、姉のマーガレット(ジュリアン・ムーア。二役)は息子・ニッキーを気遣うが、そこには恐ろしい秘密が隠されていた。

■この映画、俳優のジョージ・クルーニーの監督作です。ハリウッドの中でもリベラルとして知られる彼ですが、同族の白人をここまでクソミソにする演出はさすが。ミステリなので詳細は避けますが、とにかくマット・デイモンの役が(本人じゃなくてね)とにかくクソ過ぎる。その分面白くはあるんだけど。

■ハリウッドの自浄作用は感じるかな。当然もう上映はないので、レンタルか配信で、家のリビングで煎餅でもかじりながら見てください。

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アンロック/陰謀のコード [映画]

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■2018/5/13鑑賞@TOHOシネマズ新宿。今年39本目の洋画24本目。

■例によってB先輩のお薦めで、コンパクトにまとまったちょうどいいサスペンスとのこと。ただ地元(川崎)でやっている映画館はなかったので、久々にTOHOシネマズ新宿まで遠征。日比谷といい、新しめの映画館で観るのは快適。ただ、TOHOシネマズが旗艦館としている六本木は、古めな感じが否めないけどね。

■CIAの女性尋問官、アリス・ラシーン(ノオミ・ラパス)はある事件をきっかけに第一線を退いていたが、かつての上司・ラッシュ(マイケル・ダグラス)の勧めで、イスラム派がテロを企てている対策のための復帰する。しかしそこには罠が仕掛けられていた。

■本当にコンパクトに纏まっているちょうどいい娯楽作品。そして、主演のノオミ・ラパスはチャーミングだし、結果として悪役になるマイケル・ダグラスもさすがの演技。

■申し訳ないがとっくに上映は終わっているので、レンタルでどうぞ。ダイニングでビール片手に見るのにはちょうどいい作品だと思います。

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孤狼の血 [映画]

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■2018/5/12鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年38本目の邦画15本目。

■原作は柚月裕子さんの同名小説。まだ小説は読んでないが、白石和彌監督作であることと、地元の飲み友達の某嬢が「たぶん面白いと思います!」と薦めるので観ることにした。その後に感想を某嬢に話したら、「グロそうなので観れません」ってなんだそりゃ(笑)。

■舞台は昭和63年の広島県呉原市。もちろんモデルは呉市なのは自明。広島大学を出た、広島県警ではエリートの日岡(松坂桃李)は、密命を帯びて呉原東署に赴任する。バディを組まされたのは、ルール無視でダーティな仕事も厭わない刑事・大上(役所広司)だった。当初は反発していた日岡だが、大上の人柄を知るにつれて。

■オレの故郷は呉市に海を挟んで隣接する今治市なので、方言も似ていて懐かしさもあった。

■面白かった。法的に規制されている訳ではないが、いわゆるヤクザ映画は現在は日本の新作映画ではほぼ公開されていない。

■久々に観た熱量の高い日本映画。最近は間違った正義感がはびこっていて、この映画や、是枝裕和監督の『万引き家族』など、犯罪を扱った映画に対してNGを突きつける想像力に乏しい観客(いや、観てもないか)が多い。どんなに暑苦しい国家になってしまったのか。犯罪を描く映画を全否定するならば、大部分の映画は死滅する。

■もっと、想像力を持とうよ。

■なお、遅筆の言い訳ではないが、この原作小説の続編『狂犬の眼』も映画化が決定したそうだ。楽しみ。

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モリーズ・ゲーム [映画]

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■2018/5/12鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年37本目の洋画23本目。

■グラマラスな美女が主演する実録もの、という意味では『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』とも似ている。ハリウッドで流行ってんのかな?

■子供の頃から厳しくモーグルスキーのトレーニングを受けてきたモリー・ブルーム(ジェシカ・チャステイン)は。オリンピック代表を狙うまでになる。しかし選考会で重症を負ってしまい、選手生命を絶たれてしまう。自分の人生を見つめ直そうとした彼女は、クラブで知り合ったディーンという男の手引きで、非合法カジノの運営に手を染めることになる。その後ディーンと袂を分かったモリーは独自の場を立ち上げ、一旦は成功するが。

■「これほんまに実話なん?」とびっくりしてしまう。アメリカ恐るべし、だ。ストーリーに緩みはないし、ジェシカ・チャスティンの魅力も満開だ。ただ、同系統の映画が続いたので、観客のオレとしてはやや食傷気味。この映画のせいではないけどね。

■でもまあ、モリーの父親役のケビン・コスナーは、今回もまあまあいいとこ取り。完全復活も近いかも。

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