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万引き家族 [映画]

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■2018/6/03鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年51本目の邦画22本目。先行上映で観ました。なんせカンヌのパルムドール受賞だもんね。なのでオレを含めたミーハーの方々で劇場は満員。

■あらすじをざっくりと。日雇い労働者の柴田治(リリー・フランキー)と、クリーニング店で働く妻の信代(安藤サクラ)。そして治の母の初枝(樹木希林)と、信代の妹・亜紀(松岡茉優)、そして治の息子祥太(城桧吏)で暮らしていた。ある時治と祥太は、近所で虐待を受けているような少女・ゆり(佐々木みゆ)を家に連れ帰って保護する。

■時を同じくして治は就業中の事故で骨折するが、労災は下りなかった。信代はパート先のクリーニング店で雇い止めを受ける。あては初枝の年金だけ。家族は以前から行っていた万引きという犯罪行為に深入りしていく。

■もう公開からだいぶ時間が経ったのでネタバレもありだと思うけど、実は彼らは血縁関係もなにもない偽装家族だった。是枝裕和監督の最近の作品は「家族」をテーマにしているのがほとんどだが、まさかここまでとは。

■最近の是枝監督の作品は好きで、だいたい映画館で再見していたのだが(『海街diary』なんて何回観たか)今作は心が痛すぎて再見はしていない。映画の中で松岡茉優が巨乳だということが分かったことを差し引いてもだ(苦笑)。もちろんこの映画の中の柴田家はカリカチュアライズされているが、一方では日本の貧困の現状でもある。ニュース見てれば分かるでしょ。つらい映画ですが必見。観る価値は絶対にある。そして、おそらくは今作から是枝組初参加の、撮影監督の近藤龍人さん(『桐島、部活やめるってよ』その他多数)の手で画の陽陰が明確になっている。

■パルムドール効果もあり大ヒット。だけど、おそらく映画を観てない人たちからの批判には腹が立った。「日本の恥を晒して国際映画賞を受賞するとはどういうことだ!」とかね。一番うるさかったのは某美容医院チェーンで有名な人。あんたら現実を見てないのか。そして、パルムドール受賞で林文科相(不祥事続きで大変ですね:笑)が祝意を表したときに是枝監督がそれを辞退したこと。「文化庁の助成金を受けておきながら何事だ!」と。文化庁助成金(この映画の場合は2000万)は、対象の映画が儲かれば返還する仕組みです。この映画は大ヒットしました。ちょっと検索すれば分かる世の中で、なんでそんなことで声を荒げるのか。こんな連中(笑)が支持する現政権にもまあまあうんざりしてますが。

■若干熱くなりまして申し訳ございません。映画は是非。もしかしたらまだやってます。

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